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2024.09.26

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大坂なおみ、セリーナの元コーチとタッグ「私が学びたい情報を持っている人」。今の目標は「全豪オープンでシードになること」

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Photo by Getty Images

大坂なおみ、女王セリーナを指導したムラトグルー氏とタッグ

現地9月25日、女子ツアー「チャイナ・オープン」(中国・北京/WTA1000)シングルス1回戦で大坂なおみ(フリー/世界ランク73位)は、ルシア・ブロンゼッティ(イタリア/同77位)を6-3、6-2で下して2回戦に進出。試合後には、新コーチとしてセリーナ・ウイリアムズらを指導したパトリック・ムラトグルー氏をチームに迎えたことを明らかにした。

【動画】大坂なおみ、ムラトグルー氏とのタッグ初戦で快勝 マッチハイライト

26歳の大坂は、14日に前コーチのウィム・フィセッテ氏との関係を解消したことをSNSで発表。次のコーチが誰がなるのか注目が集まる中、白羽の矢が立ったのはムラトグルー氏だった。

ムラトグルー氏は、グランドスラム通算23勝のセリーナ・ウイリアムズ氏やステファノス・チチパス(ギリシャ)、ホルガー・ルーネ(デンマーク)らといった選手たちを男女問わず指導。大坂にとっては、セリーナを破りグランドスラム初優勝を果たした2018年の全米オープン決勝で、敵陣のコーチだったのがムラトグルー氏である。

大坂はムラトグルー氏について、当初は「彼がセリーナのコーチだったことで存在が大きすぎて避けたいと思っていた」と警戒心があったという。「彼と会って話をして、コートで一緒にプレーをした。素晴らしいコーチで、このプロジェクトを引き受けてくれてうれしい」と話すものの、「彼が私を見る時、床を見てしまうの。もっと時間は必要ね」とまだ緊張しているようだ。

それでも「短い付き合いはしないようにしている。長期的なコミットメントとして考えるようにしているの。彼の指導は好き。面白くなると思う」と前向きで、「今は後悔したくない時期。何かしらのトリガーで失敗したくはないけれど、キャリアのこの段階ではできるだけ多くのことを学ぶ必要がある。パトリックは、私が学びたい情報を持っている人」と自身に足りない部分を補ってくれると期待した。

コーチとしてムラトグルー氏として迎えた初戦となったこの日も陣営席に座り、大坂はストレート勝ちの快勝。「アジア・スイングは可能性に満ちている。いつも年末に調子が良くなる。特に日本での2つの大会は、より良い結果を出す時期。今の目標は、全豪オープンでシードになること。でも、自分にプレッシャーをかけすぎないように、1日1日を大切に過ごしたい」とした。

また、フィセッテ氏と別れたことついては、「間違いなく大好きなコーチの1人。何も変なことはないわ。ただ、変化が必要だと感じた。彼と一緒にトロフィーを掲げたかったのに残念」と述べている。

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