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2025.01.13

選手情報

内島萌夏が世界40位リネッテに逆転勝ちで全豪オープンで初めての2回戦進出

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内島萌夏が全豪オープン初の2回戦へ


現地1月13日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)大会2日目を迎え、女子シングルス1回戦に内島萌夏(安藤証券/世界ランク63位)が登場。マグダ・リネッテ(ポーランド/同40位)に4-6、6-2、7-6[10-8]で下し、同大会初の2回戦進出を果たした。

【動画】内島萌夏が全豪オープンで初めての2回戦進出 マッチハイライト

23歳の内島は、昨季にはツアー下部大会で好成績を残し、初のトップ100入り。1年で172位から自己最高の55位を記録した。全豪オープンは2年ぶり2度目の本戦。初戦の相手は、ランキングで格上のリネッテとなった。過去0勝3敗という相手で、直近では昨年のWTA1000北京2回戦で対戦し、4-6,6-4,3-6で敗れている。

第1セット、速いタイミングで攻撃を仕掛けるリネッテに、内島は守備に回る。第4ゲームで先にブレークを許した内島は、第7ゲームでは相手にプレッシャーをかけにいき、リネッテのダブルフォールトを誘ってブレークバック。だが、第10ゲームではリネッテを崩す前にミスをさせられ、最後は連続ダブルフォールトで2度目のブレークを許して、4-6で第1セットを失った。

あとがなくなった内島だが、徐々にストローク戦でペースをつかみ始める。リネッテを左右に揺さぶって翻弄。第1ゲームでリードを奪うと、4度のピンチを迎えて流れが変わりそうな第4ゲームも守り切る。第7ゲームでリードを広げ、6-2でセットを奪い返した。

勝負の最終セット、リネッテを応援する声が大きくなる中、互いの意地と意地がぶつかり合いブレーク合戦となる。甘いボールを逃さないリネッテと、リターンから攻撃する内島。追いかける展開の内島は、3-5の第9ゲームでマッチポイントをしのいでピンチを脱する。互いに3度のブレークで10ポイントのマッチタイブレークへ。8-7で内島が好リターンでリネッテのミスを引き出してマッチポイントを握ると、最後はセカンドサーブからネットプレーを絡めて、全豪オープンで初めて2回戦進出を果たした。

2時間14分の熱戦を制した内島は、2回戦で第14シードの17歳、ミラ・アンドレーワ(同15位)と対戦する。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma