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2025.01.15

選手情報

内島萌夏、世界15位アンドレーワにあと一歩及ばずフルセットで敗戦。グランドスラム初の3回戦進出ならず[全豪オープン]

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内島萌夏が世界15位との接戦で敗れて3回戦進出ならず


1月15日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)女子シングルス2回戦が行われ、内島萌夏(安藤証券/世界ランク63位)は、第14シードのミラ・アンドレーワ(同15位)に4-6,6-3,6-7[8-10]で惜敗。初めてのグランドスラム3回戦進出とはならなかった。

【動画】内島萌夏がシードを破ってグランドスラム初の3回戦へ マッチハイライト

23歳の内島は、昨季にはツアー下部大会で好成績を残し、初のトップ100入り。1年で172位から自己最高の55位を記録した。

2年ぶり2度目の全豪オープン本戦。初戦ではこれまで0勝3敗だったランキングで格上のマグダ・リネッテ(ポーランド/同40位)を4-6,6-2,7-6[10-8]で下し、同大会初の2回戦に進んだ。

2回戦では17歳ながら第14シードに入っているアンドレーワと対戦。昨年7月にツアー初優勝を果たし、全仏オープンでは4強入りもしている相手だ。

第1セット、内島は攻撃的なアンドレーワを揺さぶりたいところだったが、パワフルなショットに押されて第3ゲームでブレークを許す。これで余裕の生まれたアンドレーワは、キレのあるサーブ、ストロークで内島を攻め立てる。内島はチャンスを作れないまま4-6で第1セットを失った。

挽回したい内島は第2セットの立ち上がりにラブゲームキープすると、続く第2ゲームでファーストサーブが入らないアンドレーワからラリー戦でミスを引き出し、ブレークに成功する。直後のゲームではブレークバックされ、リードを守り切れなかったが、徐々にミスが目立つようになったアンドレーワ。内島はリスクを抑え、あえてアンドレーワに打たせて崩しにかかる。これが功を奏し、第6ゲームで再びリードを奪って、6-3でセットを奪い返す。

勝負の最終セット、第2セット終盤と同様にボールをセンター付近に集めてラリーを組み立てる。アンドレーワのミスを誘いつつ、チャンスボールはコーナーへ。互いに1度ずつブレークした第7ゲーム、デュースで内島がリターンエースを放ってチャンスを作ると、今度はリターンをアンドレーワの足元を狙い、ミスをさせてブレークした。だが、このまま終わらないのがアンドレーワ。内島はサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームをキープできず、追いつかれてしまう。

試合は6-6となり10ポイントのマッチタイブレークに突入。先にリードを許した内島だったが、左右に動かされても粘り強く返球してポイントを獲得。8-6としたが、ここからアンドレーワが持ち味でもある積極性を見せて4連続ポイントと内島は接戦の末に惜しくも敗れた。

2時間19分の熱戦を制したアンドレーワは、3回戦で第23シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド/同26位)と対戦。フレッヒは2回戦でアンナ・ブリンコワ(同73位)を0-6,6-0,6-2で下している。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma