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2025.01.25

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17歳園部八奏が快挙!沢松和子以来56年ぶり日本女子2人目のグランドスラムジュニア制覇[全豪オープン]

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園部八奏が日本女子2人目のグランドスラムジュニア制覇


現地1月25日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)ジュニアの部女子シングルス決勝が行われ、第4シードの園部八奏(与野テニスクラブ/ジュニア世界ランク7位)は、第6シードのクリスティーナ・ペニコバ(アメリカ/同10位)を6-0,6-1で下し、同部門では沢松和子以来56年ぶりのグランドスラム制覇を成し遂げた。

【動画】17歳の園部八奏が56年ぶりの快挙!全豪オープンジュニア制覇の瞬間

盛田正明テニス・ファンドの支援を受けて、2022年からアメリカのIMGテニスアカデミーで腕を磨く17歳の園部は、昨年の全米オープンで準優勝。第4シードとして臨んだ今大会は、1回戦で最終セットの10ポイントマッチタイブレークまでもつれた試合を制すと、その後は勢いに乗り、ストレート勝ちでベスト入り。準決勝では、第1シードのエマーソン・ジョーンズ(オーストラリア/同1位)を6-3,6-4で下し、日本女子では同大会初の決勝に進んだ。

決勝の相手となったのは、今大会のジュニア女子ダブルスを制している15歳のペニコバ。昨年2度の対戦があり、いずれも園部が勝利している。

第1セット、序盤から力のあるフォアハンドを軸に攻め込む左利きの園部は、第1ゲームでブレークし幸先の良いスタートを切る。その後もバックハンドを狙われても安定したショットを放ち、攻守にわたりペニコバを苦しめて一気に6ゲームを連取。完璧なプレーを見せて第1セットを奪う。

園部の攻撃力を防ごうと先に攻撃を仕掛けるペニコバだが、ミスが止まらず第2セットも園部が第1ゲームでブレーク。リードした園部は、プレッシャーのかかる場面を迎えても、精度の高いサーブでしのぎ要所を締める。勢いは増し、2-1から4ゲーム連取で6-1。昨年の全米オープン準優勝の悔しさを晴らした。

同部門では、1969年に全仏オープンとウィンブルドンを制した沢松和子以来、56年ぶり日本女子史上2人目のグランドスラムタイトル獲得。全豪オープンジュニアでは日本人女子初めての快挙となった。




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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma