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2025.10.18

選手情報

18歳の新鋭・バレントワがツアー初の決勝進出!タイトル奪取へ「たとえ死ぬようなことになっても構わない」と気合十分 [木下グループジャパンオープン]

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18歳のバレントワがツアー初優勝へ気合十分


女子ツアー「木下グループジャパンオープン」(大阪・モリタテニスセンター靭/WTA250)シングルス準決勝が10月18日に行われ、予選から勝ち上がってきたテレザ・バレントワ(チェコ/世界ランク78位)がジャケリン・クリスチャン(ルーマニア/同47位)を6-7(3),6-4,6∹3の逆転で下して、ツアー初の決勝進出を果たした。

【動画】18歳のバレントワがツアー初の決勝に進出!準決勝ハイライト

18歳のバレントワは、昨年の全仏オープンジュニアを単複で制覇。それと同時にプロの大会にも出場しツアー下部のITF大会で5度の優勝を挙げた。世界ランク241位でスタートさせた今年もITF W75で2勝、WTA125で2勝し、あっという間にトップ100入り。全仏、全米オープンでは予選を勝ち抜いて2回戦に進んでいる。

今大会は初出場で予選から登場し、アリーナ・チャラエバ(同151位)、ヒリート・ミネン(ベルギー/同116位)を破って本戦へ。1回戦でアレクサンドラ・イアラ(フィリピン/同54位)、2回戦で第3シードのエリーゼ・メルテンス(ベルギー/同21位)、準々決勝で第6シードのオルガ・ダニロビッチ(セルビア/同49位)を破って4強入りしている。

この日は、今季3度目のツアー4強となっていたクリスチャンと対戦。第1セット、常に先行される形となったバレントワは、挽回して追いつくもののタイブレークで落とす。

しかし、ここから18歳が躍動。パワフルなフォアハンドはクリスチャンのパワーにも打ち負けず、次々と強烈なショットを連発。

互いに1度ずつブレークして迎えた第2セットの4-4でリードを奪って6-4で取り返すと、勢いに乗って最終セット第1ゲームでも0-40のチャンスを作ってブレーク。早々にリードして余裕が生まれ、「1ポイントずつこのままプッシュし続けようとしていた」と最後までリードを保ち、5-3の第9ゲームも破って逆転勝ちを収めた。

プロの大会をメインに出場し始めてから1年で、早くもツアー初の決勝に進んだバレントワ。今大会は予選から出ているため、この日の試合が6試合目となり疲労困憊。

第1セットではメディカル・タイムアウトを取り、試合後もリカバリーのために記者会見を遅らせるほどで、本人も「体力的にはかなり疲れている。でも、予選2試合を戦っているから普通のことだと思う」と悲観しない。それよりも、「強い選手たちと対戦する機会を得て本当にうれしい。彼女たちとプレーできたことは光栄だし、勝ち抜けたことがただただうれしい」と楽しんでいる。

「今はリカバリーに努めるわ。そして、明日は1ポイントずつ全力で戦う。だって決勝戦だもん。たとえ死ぬようなことになっても構わないわ」と、挑戦者の気持ちで第4シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ/同27位)に挑む。

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写真:Tennis Classic