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2025.11.29

メーカーズボイス

「シューズに入る砂問題」を解決! 装着簡単の新スタイル【prince『スナガード』 /GEAR SELECTION TENNIS EYE】

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砂入り人工芝プレーヤーたちの悩みを一発解決!


日本に「砂入り人工芝コート」が生まれたのが1980年代の中頃だが、いまや「日本の全コートの半数以上を占める」とされていて、日本テニス界には必須のコートサーフェスとなっている。小雨程度ならプレイできる「砂入り人工芝コート」は、通常メンテナンスも簡単なためにローコスト運営でき、スクール運営効率も高い。各自治体のパブリックコートの多くが砂入り人工芝を採用するようになったことにも頷ける。

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それに日本のテニス人口を支えるベテランテニスプレーヤーたちは「ハードコートよりもはるかに足腰への負担が少ない」と語り、砂入り人工芝コートは、もはや日本に「なくてはならないサーフェス」となっている。

ただ、砂入り人工芝愛好プレーヤーにも、悩みがあった。それが『シューズに砂が入って困る問題』である。これについては抜本的な解決策もないまま40年もたってしまい、シューズの中に入る砂粒が、プレーヤーをイライラさせてきた。

1980年代のテニスシューズは『ミッドカット王国時代』。日本では「シューズはミッドカットじゃなきゃ売れないよ」ともてはやされ、現代のようなローカットタイプなど一つもなかった……本当になかったのだ。

足首上部まで覆うミッドカット型は「足首を安定させる」とか「サポート機能で安心」などの宣伝文句を妄信する人が多かったが、筆者は「そんな効果はみじんもない」と主張してきた。
ただし……砂が入りにくかったのは確かだった。

その「ミッドカット妄信時代」と「砂入り人工芝コート増殖時代」とがちょうど重なっていたため、シューズの中には砂が入る問題は表出してこなかったが、日本シューズ市場がやっと「世界基準であるローカット」へ移行した時期に、「履き口が低いからシューズの中に砂が入る!」という声が増加。シューズメーカーでは、アウトソールの内側で足をすっぽり包む「インナーソックタイプ」などの対策を講じたが、残念ながら、完全な問題解消にまでは至らなかった。

なぜなのか?
それは「カッコよさに拘っていたから」だった。
だが時代は「見栄えなんてどうでもいいから、砂が入らないようしてぇ!」となっており、そんな声に応えて登場したのが、プリンス【スナガード】というアイテムである。

足首に装着し、シューズの上部に「ラッパを逆さまにして被せた」ような形で、ズボンで言えば「ベルボトム」「ブーツカット」「フレア」状態になる。世間というのは、これまで見たこともないものを突然目にすると、まずは揶揄するものだが、プリンス【スナガード】は、「ミョーな感じだけど、効果はスゲェ!」と評判となり、便利な『砂防ギア』として認知されるに至った。



都会的イメージのプリンスに「そのまんまやないかい!」の商品名


以前は「砂入り人工芝の砂は、シューズの前面、靴ヒモのあたりから侵入するかる」と考えられ、シュータンを本体と一体化すれば防げる」と考えられていたが、スーパースローなどの映像分析などによって、踵の動きがサーフェスの砂を跳ね上げ、「履き口の後ろ……踵側の隙間から入り込む」がわかった。

「だったらシューズの履き口にカバーをかけちゃえば?」ってことで【スナガード】は誕生した。 まるで「虫除け対策グッズ」みたいにストレートでギャグっぽい商品名だが、これまでにない装着具の形状と相まって、なかなかのウケ方だ…… オシャレで真面目なイメージのある【prince】ブランドが、よくぞこのネーミングで店頭に並べる決意をしたと思う。

さて、装着前の【スナガード】単体だけを見たときは、扇形をした「ただの布」なのだが、それを「巻きスカート」のように足首に巻き付けて面テープを合わせるだけで装着完了。フレアがシューズの履き口を完全に隠してくれるため、跳ね上がった砂が、踵の履き口から侵入するのをブロックしてくれる。
まさに「砂」「ガード」である!

もっとも着脱簡単・合理的な「砂入り防止効果絶大」アイテム


ネットで調べてみると、類似商品がいくつか確認できる(商品名も似ているので間違えないよう)。基本的な理屈は同じだが、装着方法が面倒くさかったり、完全な砂入り防止にならなかったりと、筆者としては不満が残る。

それに対して【スナガード】は、シューズを履いたままでの着脱が簡単!
シューズの上から「巻きスカートの要領で」装着できて、履き口の隙間を完全に覆ってくれるから、砂入り防止効果は抜群だ。

素材はナイロン90%+ポリウレタン10%で多少の伸縮性があり、「UVケア・撥水加工」も完璧。女性プレーヤーはシューズやボトムとの組み合わせを気にされる方が多いので、ネイビー・グレー・ブラックの3種カラーが用意されている。

昨年の登場時はフリーサイズ設定で、「足首周り 24cm以下対象」となっていたが、これは明らかな「女性プレーヤー向け」。まぁスタイル的にも「受け容れてくれるのは女性」と見込んでのサイズ設定だった。

ところが、女性プレーヤーが【スナガード】を着けているのを見た男性プレーヤーも「それナニ?」と反応し、冗談半分で使ってみたら「これイイじゃん!」。プリンスが「対象外」としていたオジさまたちにも受け容れられちゃったのだ。

想定外のマーケットへの対応のため、プリンスは今年、男性の足首にも対応する『ゆったり大きめサイズ』を追加発売。「足首周り 27cm以下対象」と「3cmサイズアップ」となる。カラーは「ブラックのみ」だが、男性プレイヤーの場合は、それで十分だろう。『装着簡単・効果絶大』のプリンス【スナガード】は、長年にわたるあなたのお悩みを「一発解消」してくれるスグレモノであること間違いなし。

prince/スナガード
prince/スナガード
巻型ベルクロ仕様でカンタン着脱!シューズへの砂侵入防止!撥水生地仕様で雨でも大丈夫!
商品をCheck!

prince スナガード
◎ 素材 ナイロン90%、ポリウレタン10%
◎ カラー ネイビー(127)、グレー(154)、ブラック(165)
◎ サイズ フリー(足首サイズ24cm以下対象)
◎ 機能 UVケア、撥水
◎ 価格 3,630円(税込)
◎ 品番 PO653


文=松尾高司
1960年 生まれ。『月刊テニスジャーナル』で 26年間、主にテニス道具の記事を担当。試打したラケット2000本以上、試し履きしたシューズ数百足。「厚ラケ」「黄金スペック」の命名者でもある。テニスアイテムを評価し記事などを書く、おそらく世界で唯一のテニス道具専門のライター&プランナー。

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