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2025.11.20

選手情報

坂本怜 2試合連続のストレート勝ちでベスト8!準々決勝で2年前に「ボコボコにされた」内山靖崇と激突[横浜慶應チャレンジャー]

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坂本怜 快勝で8強入り。準々決勝で内山靖崇と対戦


男子下部ツアー「横浜慶應チャレンジャー」(神奈川・慶應義塾大学日吉キャンパス 蝮谷テニスコート/チャレンジャー75)シングルス2回戦が11月19日に行われ、第2シードの坂本怜(IMG/世界ランク176位)は、マキシム・ジュコフ(同455位)を6-1,6-2で破り、2年連続の8強入りを果たした。

【画像】「横浜慶應チャレンジャー」シングルス組み合わせ&11月20日の試合予定

19歳の坂本は、10月に欧州のツアー、チャレンジャー大会を転戦したが勝ち星に恵まれず、「精神的に疲れていた」と休息をとると先週の「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー75)でベスト8。試合を重ねる中で調子を取り戻してきた。

昨年8強の今大会も初戦でカシディット・サムレジ(タイ/同414位)を6-4,7-6(1)で下して2回戦へ。この日も序盤から互いにブレークポイントが訪れる展開となったが、坂本はピンチでも粘り強くラリーを重ねて相手のミスを誘った。

第1セットで計5度のブレークポイントをしのぐと、逆にリターンゲームではアグレッシブに角度をつけたショットで2度のブレークに成功。6-1でセットを先取すると、その勢いのまま第2セットも危なげない内容で6-2。フルセット続きだった先週から一転、2試合連続のストレート勝ちで準々決勝へ駒を進めた。

「内容がすごく良かった。6-1,6-2とスコアがまとまるという。サービスゲームで15-40の時にサーブが入ったり、1本しつこくできたり、そういう落としたくないときに良いプレーをすることができた。それが一番です」と試合を振り返った。

今大会は第2シードで、順調に勝ち上がれば決勝で第1シードの錦織圭(ユニクロ/同158位)との対戦可能性もある。「錦織さんと決勝でやれたら、そんな夢のようなものはないなと思います」と目を輝かせた。

それでも「次の試合に集中」とも話し、気を引き締める。準々決勝では第7シードの内山靖崇(積水化学工業/同330位)と対戦する。唯一の対決となった2023年「兵庫ノアチャレンジャー」予選1回戦では1-6,2-6で完敗。当時17歳だった坂本にとっては「ボコボコにされた」という、まさにプロの洗礼だった。

あれから2年。「だいぶ上手くなったと思います。2年前は試合になってなかったので。そういうところから準々決勝という、どちらも勝ち上がった舞台で当たれるのは成長したなと。どうなるかわからないけど、できることをやって頑張っていこうと思います」と力強く語った。

ランキングでは坂本が上だが、ベテランの内山も経験に裏付けられた技術と精神力を併せ持つ。坂本がどう立ち向かうか注目だ。

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写真:横浜慶應チャレンジャー by 三田興産/長浜功明

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