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2025.11.20

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錦織圭 ストレート勝利で準々決勝進出も不満げ「1ミリもうれしくない。内容が伴ってない」[横浜慶應チャレンジャー]

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錦織圭「攻める意識は調子に関わらず持っておかないと」


男子下部ツアー「横浜慶應チャレンジャー」(神奈川・慶應義塾大学日吉キャンパス 蝮谷テニスコート/チャレンジャー75)シングルス1回戦が11月20日に行われ、第1シードの錦織圭(ユニクロ/世界ランク158位)は、シン・サンヒ(韓国/同374位)を6-4,6-1で下し、準々決勝に進んだ。

【画像】「横浜慶應チャレンジャー」シングルス組み合わせ

35歳の錦織は、8月の「シンシナティ・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ATPマスターズ1000)以来、約3か月ぶりの実戦。復帰の舞台として選んだのは、男子では日本で行われる今年最後の国際大会となる「横浜慶應チャレンジャー」だった。

国内のチャレンジャー大会出場は2006年の「島津全日本室内テニス選手権」以来、実に19年8か月ぶり。初戦では市川泰誠(ノア・インドアステージ/同793位)を4-6,6-1,6-1で下している。

復帰2戦目となったこの日、「めちゃくちゃ迷った。じっくりテニスをした方が自分の調子が戻ってくるのかどうか」と語るように、ミスを減らしたプレーで4ゲームを連取し、良いスタートを切った。だが、それは錦織が求めるテニスではない。「自分のテニスを心掛けないと歯車が合わなくなってくる」と話すように、途中から足が止まりミスが増えた。

一時は追いつかれたものの、気を引き締め直して再びリードを奪い第1セットを先取。第2セットも3度のブレークで突き放し、8強入りを決めた。
試合後、アップダウンの激しい内容に錦織の表情は冴えなかった。

「攻める意識は、調子の良し悪しに関係なく持っておかないといけないと再認識しました。それで入らない……今は多分入らないでしょうけど、これを続けていくしかない。今日も勝っても1ミリもうれしくない。内容が伴っていないし不満は多い」と、納得のいくプレーができなかった心境を明かした。

また、今季悩まされてきた腰の状態については、「あの頃(8月)に比べれば良い方なので、良くはなっているのかなと思っています。(痛みが)2日目に来たりもするので、明日になってみないと分からないですけど、今のところ多分大丈夫」と語った。

準々決勝では、第8シードの内田海智(富士薬品/同288位)と対戦する。先週の「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー75)で4強入りし、好調を維持する相手に対して、どのようなプレーを見せてくれるか注目だ。

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写真:横浜慶應チャレンジャー by 三田興産/長浜功明

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