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2025.11.22

選手情報

坂本怜 内山靖崇に雪辱果たし4強!劣勢も「ワンチャンありそう」と冷静になりカムバック[横浜慶應チャレンジャー]

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坂本怜 内山靖崇に逆転勝ちで4強入り


男子下部ツアー「横浜慶應チャレンジャー」(神奈川・慶應義塾大学日吉キャンパス 蝮谷テニスコート/チャレンジャー75)シングルス準々決勝が11月21日に行われ、第2シードの坂本怜(IMG/世界ランク176位)は第7シードの内山靖崇(積水化学工業/同330位)を3-6,6-3,6-4の逆転で破り、4強入りを果たした。

【画像】「横浜慶應チャレンジャー」シングルス組み合わせ&11月21日の試合予定

19歳の坂本は、10月に欧州のツアー、チャレンジャーに出場し勝ち星を挙げることができず、「精神的に疲れていた」と語る。その後、休息を挟んで臨んだ先週の「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー75)で8強入りを果たし、復調の兆しを見せていた。

試合を重ねる中でリズムを取り戻し、昨年8強の今大会でも初戦でカシディット・サムレジ(タイ/同414位)を6-4, 7-6(1)、2回戦でマキシム・ジュコフ(同455位)を6-1, 6-2で下し、順調にベスト8へ進出していた。

この日は、2年前に「兵庫ノアチャレンジャー」で1-6, 2-6の完敗を喫した内山との再戦。第1セットは内山の質の高いプレーに加え、自身も「硬くなってしまった」と振り返るように流れをつかめず、3-6で落とした。

さらに第1セットでは不適切な言葉を発して警告を受け、第2セットの立ち上がりでもブレークを許し、フラストレーションからボールを叩きつける場面も。「このまま終わるかなと思った」と正直な心境を明かした。

そんな中、「意外と3-6, 0-2ってワンチャンありそう」とふと冷静さが戻ったという。そこから集中力を取り戻すと、逆に勝利に近づいていた内山に硬さが見え始める。坂本は1-3から一気に5ゲームを連取して第2セットを奪い返し、勝負は最終セットへ。サービスゲームでわずか1ポイントしか失わずリズムを作ると、リターンでもプレッシャーをかけ続ける。終盤の4-4で貴重なブレークを奪うと、そのまま逆転勝ちを収めた。

準決勝ではノーシードから勝ち上がってきたサンティラン晶(同348位)と対戦する。

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写真:横浜慶應チャレンジャー by 三田興産/長浜功明