close

2026.01.20

選手情報

坂本怜、3時間51分の死闘の末に惜敗…最終セットで痙攣に見舞われグランドスラム本戦初白星ならず[全豪オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

坂本怜、強気のテニスで追い上げるもあと一歩 フルセットの激闘で力尽く


1月20日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)男子シングルス1回戦が行われ、予選から勝ち上がった坂本怜(IMG/世界ランク203位)は、同じく予選勝者のラファエル・ホダル(スペイン/同150位)に6-7(6),1-6,7-5,6-4,3-6で敗れ、グランドスラム本戦デビュー戦で惜しくも初勝利を逃した。

【動画】坂本怜 フルセットの死闘の末に敗れる 1回戦ハイライト

2024年全豪オープン・ジュニア王者の坂本は、これまでグランドスラム予選で悔しさを味わってきた。昨年は全豪オープン予選1回戦、全米オープン予選2回戦でそれぞれ敗退。3度目の挑戦となった今大会では、身長196cmの体格を生かしたサービスを武器に、予選3試合で1度もサービスゲームを破られない圧巻の内容を披露し、本戦への切符をつかみ取った。

対するホダルも坂本と同じ19歳の若手有望株で、身長190cmを超える大型選手。2024年は坂本が全豪ジュニアを制した一方、ホダルは全米ジュニア王者に輝いており、“ジュニア王者対決”が実現した。両者とも今大会で初のグランドスラム本戦入りを果たしており、次世代を担う存在同士の一戦として注目を集めた。

試合序盤はホダルがテンポの速い攻撃的なテニスで主導権を握る。坂本は第1セットをタイブレークの末に落とすと、第2セットも相手の勢いを止められず、1-6で連取を許した。

後がなくなった第3セット、坂本は明確に姿勢を切り替える。ミスを恐れず、積極的に踏み込んで攻め込み、相手に圧力をかけにいった。サービスから主導権を握り、ラリーでも先に仕掛ける場面が増加。強気のプレーが流れを引き寄せ、競り合いの末に7-5でセットを奪い返す。

第4セットも坂本の勢いは衰えなかった。序盤でブレークに成功すると、ホダルには疲労の色が見え始め、ミスが増加。坂本はサービスゲームを安定してキープし、6-4で取り切って勝負を最終セットへと持ち込んだ。

迎えたファイナルセット、勝利が目前に迫る中でアクシデントが起きる。坂本はプレー中に左足の痙攣を訴え、動きに明らかな影響が出始めた。第6ゲームでブレークを許すと、そこからホダルが勢いを取り戻す。坂本はフィジオを呼び、マッサージを受けて懸命にプレーを続けたが、ブレークバックには至らず。3時間51分にも及ぶフルセットの激闘の末に力尽きた。

敗れはしたものの、第3セット以降に見せた攻撃的な姿勢と粘り強さは、確かな手応えを残す内容だった。グランドスラム本戦デビュー戦で示した存在感は、今後のツアーでの飛躍を予感させるものとなった。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma