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2026.01.25

選手情報

シフィオンテク、主導権の奪い合いを制し全豪16強入り。生涯グランドスラムへ前進「相手が素晴らしいのはわかっていた」[全豪オープン]

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Photo by Getty Images

シフィオンテク、カリンスカヤとの「ジェットコースター」のような死闘を制し16強入り


1月24日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)女子シングルス3回戦が行われ、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク2位)が第31シードのアンナ・カリンスカヤ(同33位)を6-1,1-6,6-1で下し、4回戦進出を決めた。試合時間は1時間44分。生涯グランドスラム達成へ、また一歩前進した。

【動画】シフィオンテク フルセットマッチを制して生涯グランドスラムへ前進 3回戦ハイライト

8年連続8度目の出場となるシフィオンテク。全仏、ウィンブルドン、全米を制してきた一方で、全豪では過去2度のベスト4(2022年、2025年)が最高成績である。生涯グランドスラム達成への「最後の壁」とも言えるのが全豪オープンだ。

今大会は、1回戦でユアン・ユエ(中国/同130位)を7-6(5),6-3で下すと、2回戦ではマリー・ボウズコワ(チェコ/同44位)を6-2,6-3と順調な勝ち上がり。だが、この日はジェットコースターのようなスコア。試合は流れが大きく揺れ動く展開となった。

第1セット、シフィオンテクはサービスゲームでほぼ完璧な内容を披露。ファーストサーブから主導権を握り、相手にブレークを許さない安定した立ち上がりで2度のブレークに成功し、わずか24分で6-1と先取する。

しかし、第2セットに入ると状況は一変する。カリンスカヤがメディカルタイムアウト後に積極性を高め、フラットで鋭いショットを連発。シフィオンテクもリターンゲームで何度かチャンスを作ったが、要所を締め切れず、1-6でセットを取り返された。

迎えた最終セット、シフィオンテクは再びギアを上げる。サービスとリターンの両面で攻撃的な姿勢を貫き、開始から一気に5ゲームを連取。最後は粘るカリンスカヤを振り切り、6-1でフルセットの激闘に終止符を打った。

試合後の記者会見でシフィオンテクは、「アンナが素晴らしいテニスをするのはわかっていたから、この展開は驚きではなかった」と語り、次のように振り返った。

「第2セットでは彼女が本当に攻めてきた。自分が悪くなったという感覚はなくて、彼女が第1セットでは入らなかったボールをすべて入れてきた。だからこそ、チャンスが来たときに前向きにプレーしてプレッシャーをかけ続けることを意識した」

最終セットでの立て直しについても、「今日はリセットがそれほど難しくなかった」と冷静。「スコアは一方的に見えるかもしれないけど、第2セットも4-1まではどちらに転んでもおかしくなかった。重要なポイントで彼女が良いプレーをしただけ。自分のレベルが大きく落ちていたわけではない」と語った。

4回戦でシフィオンテクは、予選から勝ち上がっているマディソン・イングリス(オーストラリア/同168位)と対戦する。両者は2021年のアデレードで1度対戦しており、その際はシフィオンテクがストレート勝ちを収めている。

「最近はあまり対戦したことのない選手なので、戦術的な準備が必要になる。彼女は今日は試合をしていないのでフレッシュだろうし、しっかり準備したい」と気を引き締める。観客の声援について問われると、「全体的な応援や拍手は力になりますが、時には集中を乱すこともある」と率直に語りつつ、「ポーランドのファンは世界中で応援してくれる。本当に感謝しています」と笑顔を見せた。

生涯グランドスラム達成へ向けて着実に歩を進めるシフィオンテク。次戦、地元の期待を背負うイングリスを相手にどのような戦いを見せるか注目が集まる。

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