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2026.01.31

選手情報

シナー、ジョコビッチに屈し3連覇ならず。「これほど痛む負けはない」18本のブレークチャンス逃し悔恨[全豪オープン]

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シナー「この敗戦を一つの教訓に」


1月30日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)男子シングルス準決勝が行われ、第2シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク2位)は、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同4位)に6-3,3-6,6-4,4-6,4-6で敗れた。大会3連覇という偉業を目指したシナーの挑戦は、準決勝で幕を閉じた。

【動画】シナー 度重なるチャンスを活かせずジョコビッチに敗れる 準決勝ハイライト

試合後、シナーは「今回の負けは、本当に、本当に痛い」と、沈痛な面持ちで語り始めた。セットカウント2-1とリードし、勝利への道筋は見えていたはずだった。しかし、スタッツでは、この日直面した18本のブレークポイントのうち、わずか2本しかブレークに結びつけることができなかった。

特に最終セットでは8本のブレークチャンスを握り、ジョコビッチのサービスゲームを幾度となく追い詰めた。「チャンスはあった。でも彼は素晴らしいショットでそれを凌いできた。いくつかの場面でいつもと違う選択をしたが、今日はそれが機能しなかった。それがテニスだ」と、勝負の分かれ目となった場面を振り返った。

総獲得ポイント数では、152対140と上回りながらも届かなかった勝利。特に終盤は自身のサービスゲームを容易にキープする一方で、ジョコビッチのゲームでは再三デュースに持ち込むなど、内容的にはシナーが優勢に見える時間帯も長かった。

会見でその点を問われると、シナーは「自分が彼より多くのポイントを取っていたことはわかっていたが、スコアボードを見れば、それは全く無意味なことだ」と一蹴した。重要な局面でギアを上げ、エースや決定打を叩き込んでくる王者の経験値の前に、あと一本の壁を崩すことができなかった。

2024年全米オープンから続いていたグランドスラム決勝進出の記録が途切れたシナー。それでも、対ジョコビッチ戦の連勝を「5」で止めた38歳の宿敵に対し、敬意を忘れることはなかった。

「彼はグランドスラムを24回制しているんだ。驚きはないよ。彼は長年、最高の選手であり続けているからね。年齢を重ねて出場試合を絞っているが、彼にとっても我々にとっても、グランドスラムがどれほど重要かはわかっている。彼は素晴らしいテニスをした」

シナーは大会後も世界ランク2位を維持する。「この敗戦を一つの教訓として受け止めたい。自分がさらに何を改善すべきかを確認するためのね」。メルボルンで味わったこの痛みは、さらなる進化を目指す24歳の糧となる。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma