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2026.06.02

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ベレッティーニ、5年ぶり全仏8強!「まだできると証明できた」シナー撃破のセルンドロをストレートで下す[全仏オープン]

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ベレッティーニ 「最も苦しい時期でもエネルギーを見つけた」度重なる負傷を乗り越え復活


6月1日、「全仏オープン」(フランス・パリ)男子シングルス4回戦が行われ、元世界ランク6位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/世界ランク105位)がファン・マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン/同56位)を6-3, 7-6(2), 7-6(6)で破り、同大会5年ぶりのベスト8入りを決めた。

【動画】ベレッティーニが5年ぶりの全仏オープン8強入りに雄叫び&チームとハグ

30歳のベレッティーニは、全仏オープンに5年ぶり5度目の出場。これまでの最高成績は、2021年のベスト8となっている。今大会は、1回戦でマートン・フチョビッチ(ハンガリー/同65位)、2回戦で第22シードのアルトゥール・リンデルクネシュ(フランス/同25位)を撃破。3回戦では、フランシスコ・コメサナ(アルゼンチン/同102位)との5時間13分の死闘の末に、2つのマッチポイントをしのいで4回戦に進んでいた。

一方のセルンドロは、2回戦で第1シードのヤニック・シナー(イタリア/同1位)を破る大金星を挙げるなど、快進撃を続けて16強入りを果たしていた。

試合は第1セット、第4ゲームでブレークに成功したベレッティーニが主導権を握る。強力なサービスとフォアハンドを軸に安定したプレーを見せ、6-3で先取した。続く第2セットは互いにサービスゲームを譲らずタイブレークへ。ここでベレッティーニは序盤からリードを奪うと、一気に7-2で制してセットカウント2-0とした。

第3セットはセルンドロが先にブレークを奪い4-2とリード。それでもベレッティーニは第9ゲームでブレークバックに成功し追いつく。再び突入したタイブレークでは3-6と3本のセットポイントを握られたが、そこから5ポイントを連取。7-6(6)で競り勝ち、ストレート勝ちで準々決勝進出を決めた。

ベレッティーニは試合を通じて高いサービス力を発揮。ファーストサーブ時のポイント獲得率は84%を記録し、セルンドロに大きな流れを渡さなかった。

試合後の会見でベレッティーニは、5年ぶりの全仏オープン準々決勝進出について「試合後の喜び方を見てもらえれば分かると思う。興奮していたし、本当にうれしかった。そして何より感謝している」と語った。

さらに、「本当に厳しい試合だった。特に第3セットはブレークダウンからの展開だったし、タイブレークでも3-6と追い込まれていた。それでもストレートで勝ち切ることができたし、全体的に非常にレベルの高いテニスができたと思う。とても満足しているし、自分を誇りに思う」と振り返った。

近年は度重なる負傷に苦しみ、長期間ツアーから離れる時期もあったベレッティーニ。それだけに、この日の勝利は特別な意味を持つものだった。オンコートインタビューでは、「テニスは僕の人生そのものなんだ」と述べ、感極まった。

会見でも「こういう勝利はより甘美なものになる。なぜなら、自分がどれだけ落ち込んでいたかを覚えているからだ。今回も、自分にはまだできるということを証明できた。最も苦しい時期でも前に進むエネルギーを見つけることができた。うまくいかない時や、コートに立つことさえ苦しい時期には、前向きな気持ちを持つことは簡単ではない。でも今日は最初のポイントから最後まで試合を楽しめていたし、自分自身に良い言葉をかけ続けることができた。それこそが今の自分にとってのテニスなんだ」と語った。

さらに、自身のプレースタイルについて問われると、「自分の武器はサーブとフォアハンド。成功してきた理由は、常に強くボールを打ち続けてきたからだ」と説明。「ケガが続いたことでプレースタイルを変えるべきか考えたこともあったが、最終的には100%でプレーすることが答えだった。今日のような感覚を得るためには、すべてのショットを全力で打つ必要がある」と、自らの信念を明かした。

ベレッティーニはこれでグランドスラム通算7度目の準々決勝進出。ライブランキングでは47位まで浮上しており、昨年7月以来となるトップ50復帰へ大きく前進している。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma