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2026.06.08

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「またここに戻ってきたい」コボッリ、全仏初決勝は力尽くも充実の2週間「自分を誇りに思う」[全仏オープン]

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コボッリ 初のグランドスラム決勝で奮闘も、最終セットは痙攣との戦いに

6月8日、「全仏オープン」(フランス・パリ)男子シングルス決勝が行われ、第10シードのフラビオ・コボッリ(イタリア/世界ランク14位)は、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)に1-6, 6-4, 4-6, 7-6(5), 1-6で敗れ、惜しくもグランドスラム初優勝を逃した。それでも24歳のイタリア人は、初のグランドスラム決勝進出とトップ10入りを確実にした充実の2週間を振り返り、「自分を誇りに思う」と胸を張った。

【動画】コボッリ、4時間16分の激闘の末にズベレフに敗れてグランドスラム初優勝ならず…決勝ハイライト

初のグランドスラム決勝に臨んだコボッリは、第1セットこそズベレフの安定したプレーに押し込まれたものの、第2セットでは積極的な攻撃と巧みなドロップショットを武器に反撃。第3セットを落とした後も諦めず、第4セットのタイブレークを制して勝負を最終セットへ持ち込んだ。

タイブレークでは1-3から巻き返し、セットポイントでは強烈なフォアハンドウイナーを決めて会場を大いに沸かせた。しかし第5セットに入るとフィジカルの問題が表面化。ズベレフの猛攻を止められず、4時間16分の激闘の末に力尽きた。

試合後の会見でコボッリは、まずズベレフを称賛した。

「まずサーシャ(ズベレフ)におめでとうと言いたい。彼はこのタイトルに値する選手だと思うし、今日の試合でも最後には僕以上にふさわしかったと思う」

一方で、自身の戦いについても胸を張った。

「この2週間で成し遂げたことに対して自分自身にも感謝したい。こんな結果を残せるなんて人生で想像したこともなかった。本当に自分を誇りに思う」

決勝の行方を左右したのは、最終セットで襲った身体の異変であった。コボッリは第4セットのタイブレークで、6-4とセットポイントを握ったあたりからふくらはぎに痙攣が発生していたことを明かしている。

「第4セットのタイブレークで6-4になったあたりから、ふくらはぎに痙攣を感じていた。チェンジオーバーでは使える5分間をすべて使ったけれど、もうふくらはぎは限界だった。最終セット第2ゲーム後には太ももにも症状が出て、本当に疲れ切っていた。身体がコートに置いていかれたような感じだった」

それでもコボッリは、自身初となるグランドスラム決勝の舞台で十分に戦えたと感じている。

「こういう舞台、こういう試合を初めて経験するのは決して簡単ではない。でも初めてのグランドスラム決勝としては良いプレーができたと思う」

今大会では、第4シードのフェリックス・オジェ アリアシムらを破る勝ち上がりを見せ、決勝進出によって自身初の世界トップ10入りも確実にした。24歳のイタリア人は、この経験をさらなる飛躍への糧にする考えだ。

「未来のことは予測できない。でも挑戦し続けたい。一度決勝に来られたのだから、二度目があっても不思議じゃない」

「次の10回、15回のグランドスラムですぐ決勝に行けるとは思わない。でも僕はまだ若い。もっと努力して、この旅を楽しみたい。その両方ができれば、また決勝にたどり着けるかもしれない」

悲願の初優勝にはあと一歩届かなかったものの、コボッリは敗戦の悔しさとともに得た大きな自信を胸に、新たな挑戦へ歩みを進める。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma