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2026.06.30

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「日本への深い敬意と愛を込めた」大坂なおみ、ウィンブルドンを彩った白の「着物風ウェア」誕生の舞台裏

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大坂なおみ、注目を集めた入場の衣装について語る


6月29日に開幕した「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)女子シングルス1回戦で、第14シードの大坂なおみ(フリー/世界ランク14位)は、エルサ・ジャケモ(フランス/同80位)を6-1, 7-5のストレートで下し、2回戦進出を決めた。試合後の記者会見では、コート入場の際に大きな注目を集めた「着物風の白ジャケット」に込められた意図や、前哨戦からの過密スケジュール、そして「芝のシーズン」における自身の進化について語った。

【動画】ウィンブルドンのファッション・クイーンがコートに!? 大坂なおみが着物に着想を得たウェアで入場

記者会見の前半は、ウィンブルドンの厳格な服装規定(オールホワイト)を遵守しつつ、自身のルーツを表現した特注のウェアに関する質問が相次いだ。

大坂は、このデザインの背景について以下のように明かしている。

「私にとってウィンブルドンといえば、当然ながら『オールホワイト』。そして伝統。それを考えたとき、自分の文化や遺産である日本とハイチが頭に浮かんだ。さらに日本文化を深く掘り下げると、最も象徴的なシルエットは着物だった。着物は色を見なくても、それとわかるから」

さらに、お気に入りの映画もインスピレーションの源になったという。

「映画『キル・ビル』が大好きで、ルーシー・リューが演じたキャラクターに完全に恋をしていたの。彼女は真っ白な着物を着ていて、それが本当にクールで素晴らしいと思ったのを覚えている。そこから発展し、日本への深い敬意と愛を込めつつ、私なりの解釈で表現した」

この独創的なウェアはロッカールームでも話題を呼んでおり、他の選手から「白だからシミがついたらどうするの?」「染め直したらルール違反になるのかな?」といった質問を受けたという。また、大坂はラウンドごとにウェアに変化を加える意向を示した。

衣装にこだわることでプレッシャーを感じるかという問いに対しては、「1回戦で負けたくないという思いは少し頭をよぎる」としつつも、次のように語った。

「私たちはこのグランドスラムで戦う世界最高のプレーヤーたちであり、その日に勝った者がその日のベスト。私は私にできる方法で、ただ楽しもうと思っている」

前哨戦のWTA500バートホンブルクでの決勝を途中棄権し、同日にロンドンへ移動、翌日練習、そしてこの日の本番という強行について、大坂は「正直、決勝を完遂できずに移動してすぐに試合だったから、本当にストレスを感じていた」と本音を漏らした。通常、グランドスラムの前週には大会に出場しないため、この過密日程を乗り越えたことに安堵の表情を見せた。

また、前哨戦で痛めた箇所については、当初報道された「右足(足首)の負傷」ではなく「足の裏」であると訂正。

「朝はとても硬くなっているけど、一日を通してほぐれていく。今日は短い試合ではなかったので、これからどうなるか様子を見る必要がある」

自身のプレーの進化については、コーチであるトマーシュ・ビクトロフスキー氏との取り組みが実を結んでいる。

「自分ではずっとハードコートの選手だと思っていた。今年はクレーシーズンから視野を広げようと努め、トマーシュとともに慣れないドリルをたくさんこなしてきた。それが大きな助けになっている。動きの面でも、自信の面でも、かなり楽観的に捉えているわ。ここでのプレーが、次のハードコート・シーズンにもつながることを願っている」

第2セットで先にブレークを許し、0-3とリードされた場面については、以下のように振り返った。

「第2セットのスコア(序盤の劣勢)は本当に悪く見えましたが、実際には1ブレークダウンに過ぎないと気づいて、できる限り激しく戦う必要があると切り替えた。今日の良かった点はメンタル。2セット目の劣勢を押し返せたことね。サーブについては通常なら前向きに評価するところだけど、明日は少し調整が必要だと感じています」

大坂なおみは、精神面・技術面の確かな進化を証明し、アナスタシア・ガサノバ(同225位)との2回戦へ向かう。

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