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2026.07.02

選手情報

シナーが接戦を制して3回戦へ、イタリア人男子最多のグランドスラム通算マッチ95勝目「完璧さは求めていなかった」[ウィンブルドン]

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王者シナーがストレート勝ちで5年連続3回戦進出

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)男子シングルス2回戦が現地7月1日に行われ、第1シードで前年王者のヤニック・シナー(イタリア/世界ランク1位)が、ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル/同48位)を7-6(4), 7-6(2), 6-4のストレートで破り、3回戦進出を決めた。

【動画】シナー、世界48位との接戦を制して5年連続3回戦へ! 2回戦ハイライト

初戦でミオミール・ケツマノビッチ(セルビア/同50位)との5セットの死闘を演じていたシナーは、この日も2時間32分のタフな展開を強いられた。

第1、第2セットともに互いに高い精度でサービスキープを続ける中、シナーは要所でギアを上げた。特に第2セット、ボルジェスに5-4とサービング・フォー・ザ・セットを握られた局面でブレークバックに成功。タイブレークへ持ち込んでセットカウント2-0とした。第3セットでは序盤に2度のブレークを奪い、途中で1度ブレークを返される一幕もあったが、ストレートで試合を締めくくった。

この勝利により、24歳のシナーはグランドスラムでの通算マッチ勝利数を95勝に伸ばし、ニコラ・ピエトランジェリを抜いてイタリア人男子選手としての歴代最多記録を更新した。

試合直後のオンコートインタビューでシナーは、互いにサーブが良くラリーが少なかったタフな第1セットを振り返り、「展開をあまりコントロールできないこうした試合で、ストレートで勝てて非常に嬉しい。芝の前哨戦に出場せず試合勘の不足はあったが、スコアがタイトな接戦や一つ一つのセットの戦いは自分を大いに助けてくれる。改善点はいくつかあるが結果には満足している」と語った。

その後の記者会見でシナーは、さらに詳細な試合の分析や自身の状態について明かした。

第2セットのブレークバックの局面について問われると、「彼は最初の2セット、非常に素晴らしく正確なサーブを打っていた。彼がセット獲得のためのサーブを打つ場面では少し苦戦したが、セットやマッチを締めくくるサーブの局面では緊張感が高まるものなので、それは普通のこと。全体として私は少しアグレッシブであり続けようとした。芝での2戦目であり、完璧さは求めていなかった」と述べた。

初戦で転倒したことによる身体への影響については、「翌朝は完璧な状態ではなかったが、うまく回復できた。今日のコート上では体調も良く、全く問題はなかった。足の状態も本当に良かった」と怪我の懸念を否定。

今後の改善点については、「もう少しネットに出ること、そしてよりアグレッシブになることを試みたい。動き自体もまだ向上できると感じている。また、相手のセカンドサーブに対するリターンで、もう少しアグレッシブに打てるようにしたい。すべてのショットをもう少し良くできると感じているが、1回戦よりも良いパフォーマンスができたことは気に入っている」と具体的な課題を挙げた。

3回戦で対戦するジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/同81位)については、「2021年のワシントン以来だから、非常に長い間対戦していない。今日の彼の試合を少し見たが、とても良いプレーをしていた。今日の試合とは全く異なる展開になるだろう。5年ほど経って、彼も私も大きく成長し、当時とは違う選手になっている。対戦を楽しみにしている」と警戒と期待を口にした。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma