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2026.07.10

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世界9位ムホバ、マッチポイントを凌いで3年ぶりのグランドスラム決勝へ「自分のスタイルを貫き通したかった」[ウィンブルドン]

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ムホバ、壮絶なタイブレークを制して2023年全仏オープン以来のグランドスラム決勝進出


「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)女子シングルス準決勝が現地7月9日に行われ、第10シードのカロリーナ・ムホバ(チェコ/世界ランク9位)が、第7シードのココ・ガウフ(アメリカ/同7位)を6-2, 1-6, 7-6[12-10]で破り、同大会で自身初となる決勝進出を果たした。ムホバのグランドスラム決勝進出は、2023年の全仏オープン以来、キャリア2度目となる。

【動画】世界9位ムホバが2023年全仏オープン以来のグランドスラム決勝進出!ガウフとの準決勝制す マッチハイライト

両者にとって初のウィンブルドン準決勝となったこの試合は、2時間35分の激戦となった。

第1セットは、ムホバがガウフのフォアハンドのミスを突き、2度のブレークに成功して6-2で先取した。ガウフはこのセットで合計20本のアンフォーストエラーを記録した。

しかし、第2セットはガウフがリズムを取り戻し、ドロップショットやネットプレーを織り交ぜる展開に一変した。ガウフが第4ゲームでブレークを奪い、6-1でセットを取り返した。

運命の最終セットは互いにサービスキープを続け、ブレークポイントを与えない緊迫した展開のまま、10ポイント先取のマッチタイブレークに突入した。ムホバはボレーなどでリードを広げ6-3としたが、ガウフが3ポイント連取して6-6と追いつく。

その後、ガウフが9-8でマッチポイントを迎えたが、チャンスボールをフォアハンドでドロップショットを放ったが、ネットに引っかけて好機を逃す。このミスが響いて、ムホバは自身の2度目のマッチポイントをバックハンドのダウンザラインで仕留めて勝利を収めた。

ムホバは初めてのセンターコートでの勝利について、「非常に特別な瞬間であり、素晴らしい達成。歴史があり、多くのレジェンドがプレーしてきたセンターコートで初めて勝ち、再び決勝でプレーする機会を得られたことが信じられないほど嬉しい」と喜びを口にした。

タイブレークの攻防については、「感情のジェットコースターのようだった。良いウィナーを決めた後にひどいミスをするなどしたが、頭の中では『負けるとしても自分のスタイルで負けたい』と考えていた。自分のスタイルとは、前へ出て、アグレッシブにプレーし、ネットに出ること。ココ(ガウフ)は素晴らしいアスリートであり、ボレーを打っても返してくることは分かっていたが、自分のゲームを貫きたかった」と緊迫した場面の心理を振り返った。

タイブレーク後半には脇腹を抑える場面が頻繁に見られたが、「問題はない。ただ息が上がってしまい、呼吸を整えようとしてマッサージをしていただけである」と説明した。

土曜日の決勝では、第12シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ/同13位)を6-4, 6-4で破った第9シードのリンダ・ノスコバ(チェコ/同12位)と対戦する。女子のグランドスラム決勝において、チェコ勢同士の対決となるのは史上初のことである。また、ウィンブルドンでの同国対決の決勝は、ウィリアムズ姉妹が対戦した2009年以来となる。

一方、敗れたガウフはマッチポイントでのミスについて、「決定的な場面でのドロップショットの選択について、結果的にミスになったが、その選択自体を後悔はしていない。もし成功していれば称賛されていたはず。リターンがトリッキーな位置に跳ねて少しパニックになってしまった。明確で簡潔なプランを持つための学習の機会となった」と冷静に分析した。

自身のプレーの進化については、「今大会はサーブや攻撃性の面で正しい方向に進歩している。ネットに出てポイントを早く終わらせる戦術は今後も継続して向上させたい。負けたことは悔しいが、コートを去るときには『とても楽しかった』と感じられる試合だった」と前を向いた。

また、惜敗の受け止め方として、「ロジャー(・フェデラー)やヤニック(・シナー)といった偉大なチャンピオンたちも過去にマッチポイントを握りながら敗れており、彼らのレベルに達するために必要な経験だと捉えている」と言葉に力を込めた。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma