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2026.07.10

選手情報

21歳ノスコバが初のグランドスラム決勝へ「終始落ち着いてプレーすることが今回の最大のテーマだった」。史上初のチェコ勢同士の決勝が実現[ウィンブルドン]

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ノスコバ、数年磨いたサーブに手応え「最も強力な武器になる」


「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/グラスコート)は現地7月9日、女子シングルス準決勝が行われ、第9シードのリンダ・ノスコバ(チェコ/世界ランク12位)が第12シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ/同13位)を6-4, 6-4で破り、自身初のグランドスラム決勝進出を果たした。ノスコバは試合全体の精神面について「試合を通して終始落ち着いてプレーすること、それが今回の最大のテーマだった。大体満足している」と振り返り、初となるメジャーの決勝へ向けて充実感を滲ませた。

【動画】ノスコバが初めてのグランドスラム決勝へ!コスチュクをストレートで撃破 準々決勝ハイライト

第1セットは互いにサービスゲームをキープして進んだが、第10ゲームでコスチュクのサーブが乱れ、ノスコバがブレークに成功して6-4で先取した。

続く第2セット、勢いに乗るノスコバは第4ゲームをラブゲームでブレークし3-1とリードを広げる。直後の第5ゲームでコスチュクにこの試合唯一のブレークを許して3-2とされたものの、その後は自身のサービスゲームを堅守。第10ゲームで再びコスチュクのサービスを破ってストレート勝ちを収めた。ノスコバは試合を通して74%という高いファーストサーブポイント獲得率を維持し、ネットでも83%でポイントに繋げた。

21歳のノスコバは、2014年のユージニー・ブシャール(カナダ)以来となる若さでウィンブルドン女子シングルスの決勝へ駒を進めた。

その決勝では、第7シードのココ・ガウフ(アメリカ/同7位)を6-2, 1-6, 7-6[12-10]で破った第10シードのカロリーナ・ムホバ(チェコ/同9位)と対戦する。女子のグランドスラム決勝において、チェコ勢同士の対決となるのは史上初である。

初の決勝進出を決めたノスコバは、試合全体の精神面について「試合を通して終始落ち着いてプレーすること、それが今回の最大のテーマだった。大体満足している」と振り返った。

勝因となった自身のサーブについては「数年間取り組んできたもので、最近大きな助けになっている。芝やハードコートでは最も強力な武器になる」と手応えを明かしている。

決勝で対戦する同胞のムホバとの関係性については「数年前のオリンピックでダブルスを組み、一緒に多くの時間を過ごしたことでお互いをよく知るようになった。素晴らしい選手であり、人間性。最初の決勝を彼女と戦えることがとても嬉しい」と喜びを表現した。

自身の生い立ちや関心についても触れ、子供時代はウィンブルドンがどれほど特別か知らなかったとしつつ、環境問題への関心から「小さな村の森の中で育ったので自然を愛している。引退後は環境関連の活動をしたい」と今後の展望を口にした。

一方、準決勝で敗れたコスチュクは、ノスコバのプレーに「今日の彼女は信じられないプレーをした。サーブは凄まじかった」と称賛した。さらに、コーチから「ノスコバのサーブの質は9.5(10点満点中)」だと告げられたデータを明かし、「リターンが得意な私でも、今日できることは多くなかった」と脱帽した。

しかしながら、2大会連続のグランドスラム4強入りという結果に対しては「コートで様々なことに挑戦する自由を自分に与えられたことに最も満足している。今は負けたのに勝ったような気分。それがすべて」と前を向いた。

今後グランドスラムの決勝に進むために必要な要素を問われると、「少しの運も必要かもしれない」と冗談を交えつつ、「リターン、サーブ、焦らないこと、集中力など、すべてを常に向上させ続けなければならない」と冷静に課題を見据えた。


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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma