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2026.09.04

選手情報

大坂なおみ、2年連続8度目の3回戦進出も「1ポイントずつプレーしていれば」と第2セットの失速を猛省[全米オープン]

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大坂なおみ、最終セットで立て直して全米オープン通算30勝目


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)は現地9月3日、女子シングルス2回戦が行われ、第13シードの大坂なおみ(フリー/世界ランク13位)が、カテリーナ・シニアコワ(チェコ/同42位)を6-2, 5-7, 6-1で下し、2年連続8度目の3回戦進出を決めた。過去2度の優勝を誇る大坂は、グランドスラム10年目の節目の舞台で通算80勝目、同大会通算30勝目の節目を達成した。

【動画】大坂かなおみ、フルセットの接戦を制して全米オープン8度目の3回戦進出 マッチハイライト

第1セットの大坂はファーストサービスが入った際の高いポイント獲得率を維持し、アンフォーストエラーを僅か4本に抑える隙のないプレーを披露。連続でブレークを奪い、6-2で先取した。

第2セットも勢いを維持して4-2とリードを広げるが、勝利を意識した局面で精度を欠いた。5-3のサービング・フォー・ザ・マッチを逃すと、ライン際にショットを沈めるシニアコワに4ゲームを連取され、5-7でセットを落とした。

1-1で迎えた最終セット、大坂はトイレットブレークを経てメンタルをリセット。第2ゲームのブレークポイントで相手の頭上を抜くロブショットを決めてリードを奪うと、19本に及ぶラリーをボレーで制するなど積極的なネットプレーを見せ、6-1で制した。

大坂は試合後、精神的な難しさについて「完璧にプレーしたいという気持ちがあったが、毎日それができるわけではない。最終セットは自分にできることに集中した」と振り返った。

第2セットでリードを許した要因について、試合を終わらせようと焦りがあったことを認めた。大坂は「チャンスが多くあった分、少し慌ててしまった。試合をシャットアウトすることを考えすぎていた。1ポイントずつプレーしていれば、あのような選択はしなかった」と分析した。

また、試合中にボールトスが乱れた理由について、「とても緊張していて、手にボールが収まらなかった。トスをやり直すことに申し訳なさを感じて、悪い位置のまま打ってダブルフォルトになった」と神経質になっていた舞台裏を明かした。

18歳だった2016年の全豪オープンでグランドスラム初出場を果たしてから10年が経過した大坂。「当時はプロとしての実感がなく、プロの選手たちを見上げる子供のようだった」とデビュー当時を回想。

ベテランの域に入った現在、苦しい局面での経験の活かし方について「最終セットに入って立て直す必要があるときは、2019年の全豪オープン決勝(対ペトラ・クビトバ)を具体的に思い出す。経験豊富な選手になる最大の強みは、記憶の引き出しから過去の様々な状況を引っ張り出せること」と述べた。

次戦となる3回戦では、過去の対戦成績6勝3敗と勝ち越している第20シードのエリス・メルテンス(ベルギー/同20位)と対戦する。


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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma