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2026.09.04

選手情報

モンフィス、世界15位ティエンに敗れて最後のグランドスラムに終止符。引退後はまさかの転身「来年から金融業界で働く」[全米オープン]

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Photo by Getty Images

「スイスの会社と契約した」モンフィス全米2回戦で終戦、引退後の異例すぎる転身を告白


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハード)男子シングルス2回戦が現地9月3日に行われ、今季限りでの現役引退を表明しているガエル・モンフィス(フランス/世界ランク311位)は、第14シードのラーナー・ティエン(アメリカ/同15位)に3-6, 4-6, 3-6のストレートで敗れた。この敗戦により、モンフィスのグランドスラムにおけるキャリアが幕を閉じた。

【動画】モンフィスの引退セレモニーでスタンディングオベーション&マッチハイライト

ルイ・アームストロング・スタジアムに集まった観客は、ホームのアメリカ人選手であるティエンを相手にしながらも、長年華やかなプレーで魅了してきたモンフィスに大声援を送った。

試合後、コート上で行われたセレモニーでファンへの感謝を述べたモンフィスは、記者会見でもその夜の雰囲気について「信じられないような雰囲気で、コート上には素晴らしいエネルギーがあった。本当に最高だった」と振り返り、対戦相手に対しても「全力を尽くしたが、今夜のラーナーは本当にタフだった。大歓声の中でも集中力を保っていた彼を大いに称えたい」と相手を称賛した。

全米オープンでは本戦に18回出場し、通算34勝18敗の成績を残した。2005年の初出場時には、1回戦で当時世界97位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と5セットの死闘を演じた。同大会での最高成績は2016年のベスト4進出で、同年には自己最高となる世界6位を記録している。

また、最後となったニューヨークでの思い出を映像で振り返った感想について問われると、「2005年のノバクとの初戦を見たが、ジュニアで初めて来た頃やコートの色の違いなどを思い出していた。ここでどれだけ多くの試合を戦い、何百もの素晴らしい雰囲気を味わってきたかを実感した」と懐かしんだ。

ファンにどのように記憶されたいかという質問に対しては、「自分の好きなように思い出してくれればいい。私はただのガエル・モンフィスであり、ツアーに参加した時からずっと変わらずに楽しんできた。好き嫌いや、面白いと思うかどうかは人それぞれで構わない。私にとって最も重要なのは、家族がこの年月をどう過ごし、この素晴らしい道のりをどう記憶してくれるかだ」と持論を展開した。

一方、勝利した20歳のティエンは記者会見で「引退する選手との対戦は決して簡単ではない。モントリオールでの対戦経験が緊張を和らげるのに役立ったが、第3セットでは締めくくるのに少しプレッシャーを感じた。勝利することができ、彼と再びコートを共有できたことに感謝している」と尊敬の念を示した。

そして会見でセカンドキャリアについて問われると、まさかの答えが返ってきた。「来年から新しい章が始まる。金融業界で働く予定だ。すでにスイスの会社と資産運用の仕事で契約を結んでいる。オフィスで金融の仕事をするのが次の章になる」と、驚きの転身を発表した。

家庭内とコート上でのギャップについても触れ、「妻(エリーナ・スビトリーナ)に聞けば驚くと思うが、家での私はもう少し厳格で真面目、完全に別人だ。コートは感情を解放できる情熱の場だが、プライベートでは物事をきっちり進めたい細かいタイプなので、次の仕事には向いている」と自身の性格を分析してみせた。

コート上の一挙手一投足で我々を驚かせ、楽しませてきたモンフィス。通算13度のATPツアータイトルを獲得し、記憶と記録の双方に名を刻んだ名エンターテイナーは、引退後のキャリアについても最後までサプライズを用意していた。


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