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2026.09.08

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「このような終わり方は辛い」アンドレーワが親友ポタポワの負傷を気遣うスポーツマンシップを見せて初の8強[全米オープン]

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Photo by Getty Images

アンドレーワ、コート上で不屈の闘志と光ったスポーツマンシップ


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス4回戦が現地9月7日に行われ、第5シードのミラ・アンドレーワ(世界ランク5位)が第24シードのアナスタシア・ポタポワ(オーストリア/同25位)を5-7, 6-4, 6-3の逆転で下し、同大会で初となるベスト8進出を決めた。2時間27分に及んだ激闘の末に掴んだ勝利だった。

【動画】アンドレーワが見せた気高きスポーツマンシップ&4回戦ハイライト

第1セットは、アンドレーワが22個のアンフォーストエラーを記録するなど苦しい立ち上がりとなった。終盤にダブルフォルトを重ねてこのセットを5-7で落とすと、アンドレーワは「第1セットでは、彼女を倒すために何をすべきか分からなかった。自分が打った球すべてに対応されているように感じた」と序盤の困惑を振り返った。

しかし第2セット以降、アンドレーワは攻撃的な姿勢へシフトする。前に出て主導権を握るプレーを展開し、ドロップショットや緩急を混ぜた配球でリズムを崩しにかかった。要所でブレークポイントを凌ぎ切ったアンドレーワが6-4でセットを取り返すと、最終セットもリードを保ったまま展開した。

感動的な場面が訪れたのは、最終セットでアンドレーワが5-3とリードして迎えたポタポワのサービスゲームだった。1ポイント目でフォアハンドを追ったポタポワが左膝を負傷しコートに座り込んだ。長時間の死闘で消耗していたにもかかわらず、アンドレーワは直ちにネットを越えて相手のもとへ駆け寄ると、足を引きずるポタポワを支え、氷を要請するなど献身的な姿勢を見せた。

ポタポワは左膝にテーピングを施してコートに戻ったものの本来のプレーは叶わず、直後の3ポイントを連取したアンドレーワが勝利を決めた。激闘を制したアンドレーワに笑顔はなく、両者はコート中央で長く温かい抱擁を交わした。

オンコートインタビューでアンドレーワは、一連の出来事やポタポワについて「彼女は私の良い友人。激しい戦いをしてきた中で、最後のゲームであのような転倒を見るのは辛かった。彼女がどのような気持ちでいるか想像すると鳥肌が立つ。このような形で試合を終わらせたくはなかった」と胸中を明かした。続けて「彼女は素晴らしいプレーをしてきたし、力強く復活すると確信している。彼女は戦士であり、私以上のファイターだ」と相手を称えた。

記者会見でアンドレーワは、2022年に自身初めてのツアー大会となったWTA250モナスティルで初めてポタポワと対戦した際の思い出に言及した。当時15歳で世界ランク429位だったアンドレーワは「彼女は私に勝った後、たくさんの優しい言葉をかけてくれた。それ以来、練習を共にするようになり、コート外でも良い関係を築いている」と親交の深まりを語る。また、12歳の頃にテレビでポタポワの2016年ウィンブルドン・ジュニア優勝を見ていたとし、「彼女は常に私が目指す小さなスターだった」と尊敬の念を示した。

また、全仏オープン優勝後のプレッシャーとの向き合い方についても触れ、心理カウンセラーとの対話によって意識が変わったと述べた。

「全仏オープンで優勝した後は、出場するすべての試合で勝たなければならないと感じてプレッシャーになっていた。しかし今は『ただの1つの大会で勝っただけ』と言い聞かせ、過去の勝利を忘れてリラックスして臨むようにしている」と精神面での成長を明かした。

キャリア5度目となるグランドスラム8強入りを果たした19歳は、次戦でココ・ガウフ(アメリカ/同4位)とイバ・ヨビッチ(アメリカ/同14位)の勝者と対戦する。


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