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2026.09.08

選手情報

大坂なおみ、アキレス腱痛を抱えての出場「思ったように踏み込めなかった」。8強入り逃すも達観「今は落胆していない」 [全米オープン]

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大坂なおみ、世界2位ルバキナにストレート負けで8強逃す


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)の女子シングルス4回戦が現地9月7日に行われ、第13シードの大坂なおみ(フリー/世界ランク13位)は第2シードのエレナ・ルバキナ(カザフスタン/同2位)に1-6, 4-6のストレートで敗れ、昨年に続く8強入りを逃した。1時間6分で敗れる結果となったが、大坂は試合後、「悲しくない」と現在の心境を明かした。左アキレス腱の状態が万全ではなく、「思うように足で踏み込めなかった」ことを悔んだ。

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大坂は3回戦のエリーゼ・メルテンス(ベルギー)戦を6-3, 3-6, 7-5で制したものの、その試合中から左アキレス腱に違和感を抱えていた。

試合後には「芝のシーズンからずっと抱えている」という趣旨の説明をしており、4回戦を迎えても完全には解消していなかった。試合後の記者会見で、大坂は左アキレス腱の怪我を抱えてプレーしていたことを明かした。

ルバキナとの試合では、その影響がサーブにも表れた。第1セットの第2ゲームで3本のダブルフォールトを犯してサービスゲームを落とすと、第2セットでもダブルフォールトからブレークを許した。

大坂は足の状態について、「前回の試合で足に強い違和感があり、今朝になってかなり悪化した。置かれた状況のなかで全力を尽くした」と説明。サーブへの影響に関しても「思ったように踏み込むことができず、着地時に少し痛みがあった。痛みを減らすためにサーブの速度を少し落として着地時の衝撃を和らげようとした」と語った。

今後の対応については「昨日、超音波検査を受け、先ほども受けておそらくMRI検査を受ける予定。幸運にもアジア・スイングの後に2週間の休みがあるから時間をうまく使って出場試合数を慎重に管理したい」と展望を口にした。

フィジカルに不安を抱えながらプレーを続けていた大坂。精神面について、敗戦に対する心境の変化に言及した。

「今は落胆していない。とても不思議な感覚だと思う。去年もそれほど失望していなかった。もしかしたら、ただ年齢を重ねただけかもしれないけど、悲しくない」と心境を明かした。

大坂が悔やんだのは、敗戦そのものではない。左足を思うように使えず、自分が準備してきたテニスを出し切れなかったことだった。

「今日、悲しいことがあるとすれば、足で踏み込めなかったこと。自分がやろうとしていたことをできなかったのが悲しい」

それでも、自身の人生に目を向ければ、悲しむ理由はないと話した。娘が健康で、家族も元気であり、全米オープンという舞台でプレーする機会を得て、できるところまで進んだ。そのうえで「ここから上がっていくだけだと思う」と前を向いた。

また、将来的にグランドスラムで再び優勝する可能性については「自分のキャリアや達成してきたことを振り返っても悔いはない。もし再びグランドスラムで勝ったとしても、自分の人生が大きく変わるわけではない」とコメントした。

一方のルバキナはセットを失うことなく、全米オープンで初めての8強入りと好調を維持している。自身のパフォーマンスについて「正直なところ予想していなかった。今日は本当に良いプレーができたし、ボールの感覚が素晴らしかった。(大坂)なおみはタフな相手であり、スコアに関係なくすべてのボールに集中する必要があると分かっていた」と手応えを語った。

次戦の準々決勝で元世界4位のジェン・チンウェン(中国/同121位)に勝利すれば世界ランク1位へ浮上する。

「当然望んでいる。みんなの目標だし、私の目的の一つだ。次も最後まで戦い抜く。今日のように良いサーブが打てればチャンスはある」と意気込みを示した。


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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma