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2026.09.10

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ズベレフ、「最後に勝つのは最高のテニスをした者」。世界70位に快勝しグランドスラム4大会連続でベスト4[全米オープン]

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Photo by Getty Images

ズベレフ、ベッカーの記録を更新するグランドスラム年間23勝目


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス準々決勝が現地9月9日に行われ、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランキング2位)が、ボティック・ファン・デ・ザンツフルプ(オランダ/同70位)を6-2, 7-5, 6-1のストレートで下した。ズベレフの全米オープン4強進出は5年ぶり3度目。全豪オープン4強、全仏オープン優勝、ウィンブルドン準優勝に続き、グランドスラム4大会連続でのベスト4入りを果たした。

【動画】ズベレフの豪快なダンクスマッシュ!&準々決勝ハイライト

ズベレフは第1セット、サービスゲームで5度のダブルフォールトを記録するなど立ち上がりにやや苦戦を強いられたものの、2度のブレークを奪って6-2で先取した。第2セットはファン・デ・ザンツフルプの反撃に遭い、2-3の場面で今試合初のブレークポイントを握られたが、33本に及ぶラリーを制して死守。さらに4-5とリードされた場面でも相手のセットポイントを凌ぎ切ると、粘る相手を振り切って7-5で連取した。

3回戦で4時間29分、4回戦で5時間13分の死闘を制してきたファン・デ・ザンツフルプに力は残されておらず、第3セットは終始主導権を握って、わずか1ゲームしか与えず6-1で完勝した。

この勝利により、今季のグランドスラム通算勝利数は23勝となり、1989年にボリス・ベッカー(ドイツ)が記録した22勝を塗り替え、ドイツ人男子選手として単一シーズンにおけるグランドスラム最多勝記録を更新。オープン化以降、同一シーズンにすべてのグランドスラムで準決勝に進出した9人目の男子選手となっている。

試合後の記者会見で、ズベレフはストレート勝ちを収めた一戦について「ここ(準決勝)に来られて嬉しい。2日前とは異なる展開の試合だったが、ストレートで勝って次に進むことができて良かった」と振り返った。

キャリア13度目のグランドスラム準決勝進出という安定感について問われると、その境地について「そのステージに到達する回数が増えるほど、それが当たり前になっていく。ただ、決して当然のことだと思ってはいけない。それが『日常』になるのは非常に特別な感覚だ。当然のこととは思っていないし、テニスでは一瞬で状況が変わることも分かっている」と語った。

さらに「自信は非常に重要なものだが、同時にすぐに失われてしまうものでもある。実際、ウィンブルドン後はハードコートの2大会でうまくプレーできず、それを痛感した。だが、ここ全米オープンでまた自信を取り戻すことができた。好調を維持できているのは嬉しいが、この先ニューヨークでさらに良い試合を2回できることを願っている」とコメントした。

また、今季のグランドスラム王者として唯一ドローに残っている状況や優勝への意識について尋ねられると、「ここで優勝するのは、結局のところ最も素晴らしいテニスをした選手だと思う。シンプルなことだよ。初めてのグランドスラムを獲ろうとするときにはプレッシャーもあり、頭の中で色々なことを考えてしまう。僕自身もそれを経験してきた。だが最終的には、良いテニスをした者が勝つ」との見解を示した。

決勝進出をかけた準決勝では、ノーシードから勝ち上がってきた元世界8位のカレン・ハチャノフ(同50位)と対戦する。

過去の対戦成績はズベレフの6勝3敗。対戦相手のハチャノフについて、「彼は極めてハードワーカーだ。誰よりも練習コートに長く立ち、常に解決策や上達するための新しい方法を探している。彼のコーチもジュニア時代からの付き合いで、長く共に歩んでいる姿勢を心から尊敬している。テニスのことなら何でも知っていてストリングのテンションまで把握しているから、私たちは彼のことを『プロフェッサー(教授)』と呼んでいるんだ」とリスペクトを口にした。

2020年の全米オープンでは決勝に進出し、ドミニク・ティエム(オーストリア)相手にあと2ポイントで優勝というところまで迫りながらも惜敗したズベレフ。自身2度目のグランドスラムタイトル獲得に向け、残り2勝に挑む。


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