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2026.09.11

選手情報

大会3連覇に王手をかけたサバレンカ、ルバキナとの頂上決戦に「肉体的にも精神的にも厳しい戦いになる」「勝つためにあらゆることをする」[全米オープン]

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世界1位陥落のサバレンカが4年連続決勝へ


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス準決勝が現地9月10日に行われ、第1シードのアリーナ・サバレンカ(世界ランク1位)は、第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同3位)を7-5, 6-2のストレートで破り、4年連続となる決勝進出を果たした。全米オープンでの連勝記録を19に伸ばしたサバレンカは、大会3連覇に王手をかけている。

【動画】サバレンカ「全米オープン」3連覇に王手!準決勝ハイライト

サバレンカとペグラの通算対戦成績は、サバレンカの10勝4敗となった。全米オープンでの対戦は3年連続となり、いずれもサバレンカが勝利を収めている。

オープン化以降、ハードコートのグランドスラムにおいて8大会連続で決勝進出を果たしたサバレンカは、シュテフィ・グラフ、マルチナ・ヒンギス、ノバク・ジョコビッチが保持していた「7大会連続」を抜いてオープン化以降で単独最多記録を打ち立てた。また、全米オープンで4年連続の決勝進出を果たした史上6人目の女子選手となり、イボンヌ・グーラゴング、クリス・エバート、マルチナ・ナブラチロワ、グラフ、セリーナ・ウィリアムズという名選手たちに名を連ねた。

第1セットは互いに譲らない緊迫した展開となった。第10ゲームまで互いにブレークポイントを1度ずつ凌ぎ合う展開が続いたが、ゲームカウント6-5とリードしたサバレンカが強烈なバックハンドを叩き込んでブレークに成功し、43分で第1セットを先取した。

第2セットに入ると、サバレンカが試合の主導権を完全に握った。ペグラのセカンドサービスに対して見事なフォアハンドのリターンエースを決め、第4ゲームでブレークを奪い3-1とリードを広げた。試合を通して、ペグラはセカンドサービス時のポイント獲得率が26%と低迷。サバレンカは試合を通じてわずか1度のブレークポイントしか与えず、29本のウィナーを記録。終始圧倒的なプレーを維持し、1時間20分で勝負を決めた。

試合後の記者会見で、サバレンカは自身のプレーレベルとメンタリティについて「特にシーズンの序盤、非常に高いレベルで素晴らしい試合をたくさんこなしてきたけれど、今日は本当に良いパフォーマンスができたと感じている。どのような決断を下しても、それが正解であるように思えた。ペグラに対して過去に戦った試合と比べても、今日の方が間違いなく自分にとって良いレベルだった」と明かした。

さらに、前回の対戦で敗れた(WTA500ベルリン準決勝で4-6, 7-6[4], 0-6)ことや、シーズン中盤の失速に触れ、「本当に勝利に飢えていた。グラスコートの試合でペグラにタフな敗戦を喫し、シーズン中盤はあまり良いパフォーマンスができていなかった。グランドスラムに関して言えば、シーズン最後のひと押しという感覚だった。どうしても決勝に行きたかったし、もちろん最後まで勝ち上がりたい。メンタリティとしては『準備はできている。勝つために必要なことなら何でもする覚悟だ』という気持ちだけだった」と強い覚悟をもって挑んでいたことを明かしている。

敗れたペグラも会見で相手の圧倒的なプレーを称賛しており、サバレンカのレベルについて「間違いなく、彼女が今年見せた中で最高の試合だったと言えるはず。彼女のレベルは異常なほど高かった」と振り返った。また、サバレンカのショット精度についても言及し「彼女は今日、異常なプレーを見せた。超ハイレベルな内容だった。正直なところ、今日の私にできることはあまり多くなかったと思う」と脱帽した様子を見せた。

また、サバレンカは今大会終了後に99週間守り続けていた世界ランキング1位の座から陥落することが決まっているが、会見でその件について問われると「気にしていない」と一蹴した。

「世界1位に到達するのがどれほど大変なことかは理解している。たくさんの努力が必要だし、目標の一つだった。ただ、今の自分にできることは多くない。シーズン中盤に良いパフォーマンスを出せず、エレナ(・ルバキナ)がそれを追い抜いて素晴らしいプレーをして1位の座を奪った。それに対して自分にできることはないけれど、自分自身に集中し、この瞬間に留まってベストを尽くすことだけはできる。そうすればまた彼女から奪い返せるかもしれない。これがスポーツの美しさだし、みんながお互いを追いかけ合い、小さな改善を重ねて良くなっていくものだから」と冷静に受け止めている姿勢を示した。

土曜日に予定されている決勝の対戦相手は、そのルバキナ(カザフスタン)に決まった。通算17度の対戦でサバレンカが10勝7敗と勝ち越しているが、グランドスラム決勝での対戦はこれで3度目となり、2023年の全豪オープン決勝ではサバレンカが勝利し、今年2026年の全豪オープン決勝ではルバキナがフルセットの末に勝利している。

決勝に向けてサバレンカは、「本当にタフな試合になるはずだ。彼女はビッグサーバーだし、ここ数年でストローク戦のゲームも大きく進化している。肉体的にも精神的にも厳しい戦いになるだろう。でも、準備はできている。勝つためにあらゆることをするつもりだ」と5度目のグランドスラムタイトル獲得に向けて意気込みを語った。

サバレンカが土曜日の決勝で勝利すれば、2012年から2014年にかけてセリーナ・ウィリアムズが達成して以来となる、全米オープンでの3連覇を達成することになる。


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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma