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2026.10.06

選手情報

レヘチカ、「最大の挑戦の一つ」連覇狙うアルカラスとの大一番へ!新コーチとの取り組み実りサービスゲーム絶好調[木下グループジャパンOP]

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レヘチカ、決勝で激突する世界3位アルカラス「最大の挑戦の一つ」


「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)シングルス準決勝が10月5日に行われ、イジー・レヘチカ(チェコ/世界ランク19位)が第8シードのバレンティン・バシュロ(モナコ/同14位)を6-4,6-2で下し、決勝進出を果たして今季初優勝に王手をかけた。

【動画】レヘチカがバシュロに快勝で今季2度目のツアー決勝進出!アルカラスとの大一番へ マッチハイライト

第1セットは第5ゲームで先にブレークを奪い、6-4で先取。第2セットも第1ゲームでブレークすると、自身のサービスゲームではブレークポイントを一度も握らせず、第7ゲームで再びブレークして6-2。自身のサービスゲームではわずか4ポイントしかバシュロに与えず盤石の内容で勝利を決めた。

3月のATPマスターズ1000インディアンウェルズに続いて今季2度目のツアー決勝では、連覇を狙う第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)と対戦する。過去の対戦成績はレヘチカの1勝3敗。昨年のATP500ドーハでは勝利したものの、その後のATP500ロンドン、全米オープンでは敗れており、現在は2連敗中である。

「今年、また決勝に進出できて非常にうれしい。今日の自分にとって素晴らしい試合だった」とレヘチカ。戦術面ではチームと事前に確認したことを実行でき、サーブも好調だったと振り返った。

勝因としてレヘチカが挙げたのが、リターンの安定感だった。「バレンティンが優れたサーバーであることは間違いない。今日、違いになったのはリターンの質だったと思う。非常に安定して、たくさんのボールを返すことができた」。バシュロの強力なセカンドサーブに対しても「どうリターンするかという自分のリズムをつかむことができた」と手応えを示した。

今大会では、2回戦のウーゴ・アンベール(フランス/同32位)戦の第1セットでサービスゲームを1度ブレークされたのを最後にサービスゲームを落としておらず、26ゲーム連続キープでサービスゲームの安定感も際立っている。

その好調なサービスゲームについては、チームとの取り組みが実を結んでいるという。「ここ数週間、サーブの強化にかなり取り組んできた。安定性を高める必要があり、全般的に改善する必要があるショットの一つだと感じていた」とレヘチカは説明。ウィンブルドン後にはフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)を世界4位まで押し上げたフレデリック・フォンタン氏を新コーチとして迎え入れ、「改善に向けて、とても良い仕事をしてきた」と明かした。

サービスゲームの安定には、サーブそのものだけでなく、ベースラインでのプレーも影響しているという。「ベースラインからのプレーが良くなったことも、サービスゲームで少し冷静になれることにつながっている。この2つが組み合わさり、両方をうまく遂行できていることで、サービスゲームで大きなアドバンテージを得られている」。サービスゲームで無理にポイントを取りにいく必要がなくなり、落ち着いてプレーできるようになった。

その成果を決勝でぶつけるわけだが、相手は世界3位のアルカラス。簡単ではないことはわかっている。「カルロスと対戦することは、今のテニス選手にとって最大の挑戦の一つだ。しかも決勝ということで、状況はさらに難しくなる」。昨年のATP500ドーハでは、攻撃的な姿勢を保ち、サーブを生かしてアルカラスを破った。一方、ATP500ロンドン決勝では3セットの接戦の末に敗れている。

その経験も含め、これまでのアルカラス戦から学んだことを決勝に生かす考えだ。「あの決勝や、彼と戦ってきたすべての試合から学べる限りのことを学び、戦術面、フィジカル面、メンタル面で大きな戦いに向けてしっかり準備したい」と決意を示した。

また、今大会のアルカラスについては、怪我からの復帰直後という状況にも触れた。レヘチカ自身も2年前に長期間、実戦から離れた経験があるため、「怪我から復帰することが簡単ではないのは分かっている」と理解を示す。そのうえで、「彼のプレーでは、本人が望む以上にミスが出る場面もあった」と分析した。

それでも「もし本人が本調子ではなかったとしても、状態を良くなっている思う。決勝に進むためにはすべて勝たなければいけない」とアルカラスの状態を警戒。準決勝でアルカラスが第2セット以降に見せたプレーにも触れ、「自信を取り戻しているように見えた」と評価し、相手を過度に意識するのではなく、「最高のプレーを見せるために、自分自身に集中する」と、今季初タイトルを懸けた大一番を見据えた。


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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma