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2026.10.19

選手情報

本玉真唯、序盤の主導権を生かせず初戦敗退「焦ってしまった」 ゴルビッチの巧みな時間の使い方に苦戦[木下グループジャパンOP]

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本玉真唯、序盤の好プレーも生かせず「競っていたゲームを取り切れなかった」


「木下グループジャパンオープン」(大阪・うつぼテニスセンター/WTA250)シングルス1回戦が10月19日に行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の本玉真唯(安藤証券/世界ランク168位)は、ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス/同82位)に3-6,1-6で敗れ、2回戦進出とはならなかった。

【画像】「木下グループジャパンオープン」シングルス&ダブルス本戦組み合わせ

本玉は試合序盤、積極的にラリーを展開し、ネットプレーでポイントを奪うなど主導権を握った。先にブレークを奪ってリードしたものの、丁寧な配球と巧みな時間の使い方を見せるゴルビッチに対応されると、徐々にミスが増加。リードを守り切れず、第1セットを3-6で落とした。

第2セットも相手のペースを崩せず、0-5と大きくリードを許す。本玉は1ゲームを返したが、反撃は及ばず1-6で敗戦。序盤に見せた好プレーを勝利につなげられなかった。

本玉は試合の立ち上がりについて、積極的に攻めて相手から主導権を握る場面が多かったと振り返る。ネットプレーでポイントを締めくくるなど、狙いとするプレーも機能していたという。

一方、ゴルビッチが本玉の攻撃に対応し始めると、状況は変化した。本玉は「相手も慣れ始めて、そこから相手に合わせられ、自分もちょっと無理をしてしまった」と説明。スコアが離れた一方で、ポイントやゲームの内容には競り合いがあったと分析した。

特に悔やんだのは、ゲームポイントやブレークポイントなど、ゲームを奪う好機を生かせなかったことだ。本玉は「ゲームの内容的には競っていたので、ブレークポイント、ゲームポイントを握っているところで取り切れなかったところが悔しい」と課題を挙げた。

そのうえで、自身のプレーには手応えも感じている。「自分のプレー、テニスも含めすごく良くなっているので、そこを信じ続けて最後までやり通すことが必要かなと思った」と前を向いた。

また、序盤にリードを奪いながら、その後はサービスゲームをキープできない展開が続いたことは本玉の心理面にも影響を及ぼした。「ゲームも取れそうで取れなかったので、自分の中で『上手くいかない』と思いすぎた」と振り返り、周囲からはテニスを続けていれば大丈夫という声もあったものの、本人は焦りを感じていたという。

「良いポイントを決めた後に、ちょっと行きすぎて焦って、ミスだったりそういうのがあった。ちょっと焦ってしまった」と、得点後にプレーを急いでミスにつながる場面があったことも明かした。

本玉が対応に苦しんだ要因の一つが、ゴルビッチの緩急をつけた配球だった。

片手バックハンドの相手に対しては、バック側に攻めてから空いたフォア側を狙うことや、フォア側にも走らせることを意識していたという。コーチからも助言を受けていたが、相手は単に左右へ打ち分けるだけでなく、打球のタイミングを巧みに変化させてきた。

本玉は「ちょっと高いボールを打ってきて、私が下げられたと思ったら、すごくタイミングを早くして打ってきたり、不意を突かれたりすることがすごく多かった」と相手のプレーを分析。さらに「バックのストレートとかも鋭いボールが来たりして、時間の使い方がすごく上手かった」と続け、守備を組み立てる難しさを明かした。

パワーで押し切るタイプではない本玉にとって、相手のプレーは今後に向けた参考にもなった。「自分もこういうプレーをやったらいいんだなというのが、すごく参考になった」と語り、敗戦の中にも収穫を見いだしていた。

世界ランク82位のゴルビッチを相手に、序盤は攻撃的なプレーで主導権を握った本玉。しかし、競ったゲームを取り切れず、相手の緩急に対応しきれなかったことが敗戦につながった。自身のプレーが向上しているという手応えを、今後の試合でどこまで結果に結びつけられるかが課題となる。


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写真:Tennis Classic