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2020.09.30

大会情報

日比野菜緒が3度目の挑戦で全仏初勝利! 内山靖崇、土居美咲は初戦敗退<全仏オープン3日目>

9月29日、全仏オープン3日目が行われ、女子シングルスで日比野菜緒(ブラス)が予選勝者のマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-4、6-0のわずか58分で破り、同大会初勝利を手にした。

相手のコスチュクは、USオープン3回戦で大坂なおみ(日清食品)と対戦し、フルセットの死闘を演じた18歳。15歳の時には全豪オープンでマルチナ・ヒンギス以来となるグランドスラム3回戦に進出している。
予選からの出場となった今大会は、予選決勝で奈良くるみ(安藤証券)をフルセットで破って本戦入りしていた。

一方、日比野は前哨戦となる「ストラスブール国際」でスローン・スティーブンス(アメリカ)やエレナ・オスタペンコ(ラトビア)らグランドスラム優勝経験者に対して勝利を挙げ、ベスト4入り。クレーでの戦いに自信をつけ、全仏オープン1回戦に臨んだ。

その好調さをアピールするかのように、日比野は第1セットで多彩なプレーを披露。相手を左右に動かすだけでなく、タイミングの早いショットでコスチュクを揺さぶった。日比野リードの5-4では、コスチュクの強打でブレークポイントを握られたが、これをしのぎセットを奪った。
第2セットでも、日比野は安定したプレーを見せ、コスチュクのミスを引き出すと、3つのブレークに成功。わずか17分でセットを奪い、全仏オープンでの本戦初勝利を手にした。



試合後、3度目の全仏本戦で初勝利を挙げた日比野は「印象は変わっていません(笑)」とクレーコートでの戦いに苦手意識があるとしたうえで、「先週の結果も踏まえて、以前よりクレーコートでのプレーを落ち着いて、自信を持ってプレーできている」と語った。
これまで試合のカギとなるところでポイントを失うと落ち込んでいたという日比野。だが、この試合では「『自分が積極的にいったから大丈夫』と思えるようになった」と、イライラせずに落ち着いてプレーできていると語った。
2回戦は第30シードのオンス・ジャバ―(チュニジア)との対戦。次はどのような成長を見せてくれるのか楽しみだ。



また女子シングルス1回戦の土居美咲(ミキハウス)は、昨年の同大会でベスト8入りしたペトラ・マルティッチ(クロアチア)と対戦。第1セットでは3-0とリードしたが、第4ゲームでブレークポイントを逃すと流れがマルティッチへ。タイブレークで第1セットを落とすと、第2セットも接戦の末に落とし、6-7(2)、5-7で敗れた。
試合後、「第1,2セットもチャンスがあった中で数ポイントの差だったと思う」と、土居は唇を噛んだ。



男子シングルス1回戦では内山靖崇(積水化学工業)がアッティラ・バラージュ(ハンガリー)と対戦。2-6、3-6、5-7のストレートで敗れ、グランドスラム本戦初勝利とはならなかった。
内山は「トップに長くいる選手との差を考えた時に、いろんな対応力やプレーの幅が自分の劣っているところ。まだシーズンがあるので、そこでトライできると思う」と、今後に向けての改善点を語った。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma