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2021.01.22

選手情報

レジェンド、ベッカー氏がズベレフにエール「自分自身を見つける必要ある」

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激動の1年を過ごしたズベレフに
ベッカー氏がエール

海外メディア『ユーロスポーツ』は、グランドスラムを6度制したテニス界のレジェンド、ボリス・ベッカー氏が世界ランキング7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)について、さらなる活躍をするためには「新たな環境の中で自分自身を見つける必要がある」と語っていると伝えた。

【写真】ズベレフの2020全仏・全豪オープンプレー集

昨シーズン、新型コロナウイルスの影響で大会数が大きく減少したにもかかわらず、2大会で優勝。USオープンでは、キャリアで初めてグランドスラムの決勝の舞台に立ったズベレフ。順風満帆なシーズンに見えたが、プライベートでは様々なことも起きた。

元ガールフレンドからのDV疑惑や元エージェントとの裁判。今年に入ってからは、コーチのダビド・フェレール氏とも別れ、フェデラーが設立したマネジメント会社「TEAM8」からも離れている。

そんなズベレフについてベッカー氏は、「スポーツでは彼にとって最高の年になったが、私生活では最も難しい年だったかもしれない」と語り、起きたことが人生であり、成長に通ずるものだとした。

また、「フェレールが彼の指導をしなくなったのは残念なことだと思う。コートでの成功が物語っているように2人は良い相性だった」とコメント。いいコンビネーションだったとしたものの、「ミーシャ(ズベレフの兄)は、より大きな役割を担うことになるね。彼は弟のことをよく知っているし、彼自身も世界クラスのプロだ」と、ズベレフにとって家族が身近にいることでポジティブな面があると語った。

ズベレフにとって、2021年は自身の周囲からテニス界のレジェンドがいなくなったところからのスタート。ベッカー氏は、「ゼロからのスタートであり、それが期待されている。新しい環境の中で、自分自身を見つける必要がある」とズベレフのこれからを期待した。

2月1日からは男子国別対抗戦「ATPカップ」が、そしてその直後の2月8日からは今年最初のグランドスラム、全豪オープンが開催される。ドイツのNo.1プレーヤーのズベレフがどのようなプレーを見せるのか期待したい。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma