車いすテニスを始めて
12年でパラリンピックにも出場!みなさん、はじめまして。元車いすテニスプレーヤーの二條実穂です。これからコラムを書かせていただく事になりました。車いすテニスやパラスポーツの魅力などを中心に発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!今回は、はじめましてという事で自己紹介をさせてください。私は2004年から車いすテニスを始め2019年に引退するまでの15年間、プロのプレーヤーとして活動していました。2016年にはリオデジャネイロ・パラリンピックに出場し、ダブルスでは4位に入賞。次こそはメダルを! という気持ちで東京パラリンピックを目指していましたが、残念ながら体調面がすぐれず引退という決断をする事となりました。

車いすテニス世界国別選手権 2016では3位に貢献(一番左が筆者、左から2番目が田中愛美選手)引退後の現在は、車いすテニスや障がい者スポーツの発展に貢献するための活動を行っています。 そんな私のテニスとの最初の出会いは中学生の時です。もともと体を動かすことが好きだった私は、新しい事に挑戦しようと仲の良い友達と一緒にソフトテニス部に入りました。高校でもソフトテニスを続け、部長も務めていました。社会人になってからはテニススクールに通い、硬式テニスをスタート。テニスに出会ってからその魅力にどんどん惹かれていき、ずっと続けてきました。しかし、24歳の時に事故で車いすでの生活となります。当時、車いすテニスの存在を知らなかった私は、これまで大好きで続けてきたテニスがもうできなくなってしまったな…と落ち込んでいました。入院中の一時帰宅をしたある日、深夜にふとテレビをつけると車いすに乗った方がテニスをしている光景が目に飛び込んできました。この瞬間、また大好きだった“テニスができる! 車いすでもできる!”と感激し、退院をした5日後には車いすテニスを始めていました。次回は「私が車いすユーザーになる前にしていたお仕事は…」というのを書きたいと思います!
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