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2025.03.24

選手情報

ジョコビッチ、ナダルを抜くATPマスターズ1000通算411勝目「更新できたことを光栄に思う」[マイアミ・オープン]

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ、ナダルの記録を更新するATPマスターズ1000通算411勝目


現地3月23日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦が行われ、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク5位)が、ラッキールーザーで勝ち上がってきたカミロ・ウーゴ・カラベリ(アルゼンチン/同65位)を6-1,7-6(1)で下して、ベスト16に進出。また、ATPマスターズ1000で最多となるマッチ通算411勝目という快挙を成し遂げた。

【動画】ジョコビッチ、6年ぶりの「マイアミ・オープン」でベスト16!3回戦ハイライト

37歳のジョコビッチは、今年最初のグランドスラムとなった全豪オープンで準決勝に進むも、左太ももの肉離れにより棄権。その後、休養を経てツアーに戻ったものの、ATP500ドーハ、ATPマスターズ1000インディアンウェルズと初戦敗退を喫している。

今大会は、6年ぶり14度目の出場。2回戦から登場し、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア/同86位)を6-0,7-6(1)で下し、約2か月ぶりの白星。

この日も2度のブレークで危なげなく第1セットを奪うと、第2セットはミスが増えて苦しむ場面こそあったが、タイブレークでは1ポイントしか失わず。要所を締めて、ATPマスターズで最多となる通算411勝目を挙げ、ラファエル・ナダル(スペイン)を抜いてATPマスターズ1000で最多マッチ411勝を挙げた。

オンコートインタビューでジョコビッチは、「別の記録を更新できたことを光栄に思う。プレーするたびに、何かしらの記録がかかっているから、それをモチベーションにして、大会をうまく戦おうとしている」とコメント。

その後の記者会見では、かつてのようにポイントを守るべく毎週プレーするようなストレスやプレッシャーもないとし、「世界1位になることよりも、グランドスラムや大きな大会で勝利することのほうがうれしい」と、今はやりたいこと、楽しんでプレーできることを優先していると語った。

なお、ジョコビッチはATPマスターズ1000を史上最多40度制しており、全9大会をいずれも2回以上優勝している唯一の選手。「マイアミ・オープン」は過去6度優勝しており、アンドレ・アガシ氏と並んで男子では最多。今大会で7度目のタイトルとともに、「ここで祝いたい」とツアー通算100勝目を狙う。

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