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2021.03.10

選手情報

ツォンガが約1年4ヵ月ぶりの勝利「子供の時のように幸せだ」

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ここ数年コンディションに悩まされていた
ツォンガが地元フランスで復帰後初勝利

「オープン13プロバンス」(フランス・マルセイユ/ATP250)は、大会2日目、ジョー・ウィルフリード・ツォンガ(フランス/世界ランク66位)は、フェリシアーノ・ロペス(スペイン/同61位)と対戦。3-6、6-4、7-5で逆転勝利を収めた。ツアーでの勝利は、なんと2019年のATPマスターズ1000大会「ロレックス・パリ・マスターズ」以来、約1年4ヵ月ぶり。

【動画】ツォンガvs.ロペス マッチハイライト


4月で36歳となるツォンガは、2020年1月の全豪オープンで1回戦敗退したあと、背中の問題でプレーできず。昨年10月にシーズン全休を決断。加えて、2018年に手術した左ヒザの状態も、決していい状態ではなかったという。
今年2月、母国フランス・モンペリエで行われたATP250大会で、約1年ぶりの大会に出場したものの、シングルスは1回戦敗退[セバスチャン・コルダ(アメリカ)に4-6、2-6]。記者会見では「観客がいない影響は大きく、気分転換も難しい」とこぼしていた。

それだけに、今回の勝利は、本人にとっても格別のものとなったようだ。
オンコートインタビューでツォンガは、「おそらく、キャリアの中でも特別な勝利の一つだよ。プレーすら困難だったんだ。何ヵ月も辛い痛みに苦しんでいた。今日、1勝できた。それは、ここ数週間での目標の一つだったし、勝つことができて子供の時のように幸せだ」とコメント。長年のツアー仲間でもある39歳のロペスに勝ったこともあって、「我々は、ほぼ80歳だからね(笑)」と冗談も飛ばしている。
「彼とは知り合って長いし、いい思い出もいっぱいある。また彼に勝利できてうれしいよ。左利きで身長も高いし、彼はインドアコートが得意。そんな彼から素晴らしい勝利ができた。ただただ今日は幸せだ」




2回戦では、第4シード、ウーゴ・アンベール(フランス/世界ランク31位)との対戦が決まっている。今大会は、歴代最多タイの3度優勝を果たしている相性のいい大会。またツォンガらしい、パワフルなテニスが見られるか、楽しみである。


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