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2021.04.02

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ルブレフが勢いに乗る20歳のコルダをストレートで下してマイアミOP4強

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20歳・コルダのプレーにルブレフが称賛
「才能に溢れている」


「マイアミ・オープン」シングルス準々決勝、第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が、ノーシードから勝ち上がってきた世界87位のセバスチャン・コルダ(アメリカ)を7-5、7-6(7)で下し、3大会連続でベスト4入りを果たした。

【動画】ルブレフが20歳のコルダにストレートで勝利! マッチハイライト

今シーズン、男子国別対抗戦「ATPカップ」やATP500ロッテルダム大会で優勝を飾り、好調を維持しているルブレフ。今大会も1セットも落とさず、準々決勝まで勝ち上がってきた。

対するは、アメリカ期待の20歳で1998年の全豪オープン覇者、ペトル・コルダ氏の息子であるセバスチャン・コルダ。2回戦で第10シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)に逆転で勝利を飾ると、同17シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)、同5シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)らシード勢を次々と破っている。

この試合では、立ち上がりこそルブレフのディフェンスに苦労したコルダだが、数ゲームで立て直し、スピードのあるサーブとフォアハンドを軸にしたプレーを見せる。それでも相手は、今シーズンの最多勝数(19勝3敗)を挙げているルブレフ。互いに1度ずつブレークして迎えた第12ゲームで3本のセットポイントを奪うと、これを生かして第1セットを奪った。

第2セットでは、第6ゲームでブレークしたルブレフだが、第9ゲームでブレークバックされて、試合はタイブレークへ突入。そのタイブレークでは、リードを奪ったコルダだが、セット途中で治療を受けた足の痛みからか動きが悪くなり、ミスが生まれてしまい、ルブレフがストレートで試合を終わらせた。

ルブレフは、「今日勝てたことに満足している」とコメント。さらに、キャリア初となるATPマスターズ1000大会ベスト4入りし、初優勝に一歩近づいたことに関して、「まだそこまで深く考えていない。というのも、明日はとても厳しい試合になるからだ。もちろん、想像どおりにいけば、マスターズだから素晴らしいものになる。だが、ここでうまくいかなくても1週間後にモンテカルロがある。またチャンスが来るよ」と目の前の戦いに集中するとした。

先にリードを奪っても食らいついてくる20歳に対しては、「セバスチャンは本当に素晴らしいプレーヤーだ。才能に溢れていて、ビッグショットを持っている。自信をもって狙ってくるし、それがうまくいくんだ。だからこそ、トップ選手を打ち負かしてきたんだ」と、その実力を認めた。

準決勝でルブレフは、第26シードで世界37位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。

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