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2020.06.24

選手情報

シモンが“BIG4”とテニス界の将来について語る「僕らにとって悪夢だった」

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6月23日、元世界ランキング6位のジル・シモン(フランス)が、ATP公式サイトのブログを更新。“BIG4”に対する想いやこれからテニス界を背負うであろう選手たちへの願いを綴った。

35歳のシモンは、ツアー通算14勝をあげ、2009年に自己最高となる6位を記録しているベテラン。そのシモンにとって、さらなる成績アップを阻んだ壁が“BIG4”、ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、アンディ・マレー(イギリス)の強さだったという。「僕のように彼らの全盛期にツアーで戦っていた選手にとって、悪夢だった。最高の選手たちとプレーし、彼らと競い合うチャンスだった。彼らと対戦して得た勝利は、それ自体が大きなものなんだ」と、シモンは語っている。
続けて、「例えば、グランドスラムで1度優勝したファン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)がいる。彼が、別の世代でケガがなければ、4~6度は優勝できただろう」と、その異次元の強さに脱帽した。

そんな中、シモンが期待しているのが、ステファノス・チチパス(ギリシャ)やアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、デニス・シャポバロフ(カナダ)など、次世代のテニス界を担う若手だ。
「若い選手たちが彼らに勝ってくれればうれしい。それがこのスポーツには必要なんだ。将来、彼らがテニス界をリードしてくれるだろうし、それを見ることができて本当にうれしいよ」と綴った。

若手の活躍でテニス界が盛り上がることを望んでいるシモン。一方で、自身も今年の「オープン13」(フランス・マルセイユ/ATP250)ではベスト4に進んでおり、まだまだ健在だ。ツアー再開となったら、シモンの希望が叶うか!? 今から楽しみだ。

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写真=山岡邦彦 Photos by Kunihiko Yamaoka