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2021.05.07

選手情報

ナダルが世界76位のポピュリンに快勝! 大会14度目のベスト8入り[マドリード・オープン]

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ナダル、プロ20年目も衰えぬ強さ「この歳になっても彼らと戦えている」

「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク2位)は、予選から勝ち上がったアレクセイ・ポピュリン(オーストラリア/同76位)を6-3、6-3で下し、大会14度目のベスト8入りを果たした。

【動画】ナダル、付け入る隙を与えず大会14度目のベスト8入り マッチハイライト

大会18度目の出場となったナダルは、2回戦で第14シードのヤニック・シナー(イタリア/同18位)を破った21歳、ポピュリンと対戦。この日の試合では、序盤こそポピュリンの速い攻撃に手を焼いたものの、その後は高いディフェンス力でミスを誘うと、3度のブレークで第1セットを6-3で先取する。第2セットでもナダルのプレーのレベルが落ちることはなく、ブレークポイントすら握らせず。第2ゲームでブレークしたリードを守り、ストレートで勝利を手にした。

試合後、ナダルは「彼のショットの力強さには驚かされる。彼がミスを少しでも抑えることができれば、勝つことはとても難しくなるだろうね。適切な方法でプレーできるようになれば、上位のランキングに食い込んで戦うことができるだろう」と、若き才能あふれる選手へアドバイスを送った。

今大会、2回戦でスペイン期待の新星、18歳のカルロス・アルカラスと対戦。今年でプロ転向から20年を迎える34歳のナダルにとって、ドミニク・ティエム(オーストリア/同4位/27歳)やステファノス・チチパス(ギリシャ/同5位/22歳)よりさらに若い世代との戦いとなった。

3回戦後の記者会見で、“男子テニスの未来は明るいか”と問われたナダルは、「もちろんだ。なぜなら彼らからグランドスラムやATPマスターズ1000の優勝者が必ず出るからだ。今日、若くていい選手がたくさんいるのは事実。これは普通のことだ。そして、この歳になっても彼らと対戦出来ていることに興奮しているよ。彼らは才能があり、未来がある」とコメント。次から次へと才能あふれる若手の出現を喜ぶとともに、今でも対戦できていることが素晴らしいことだとした。

準々決勝で、24歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同6位)と対戦するナダル。ATP500バルセロナ大会に続いて、クレーコート・シーズン2勝目を狙う。

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