700gほど増えると
チェアワークで“重く感じる” こんにちは、車いすテニスプレーヤーの田中愛美です。今回は車いすテニスというより、ふだん私が体調管理として行っているダイエットについてです!あまりテニスに関することではないですが、たまに“食べ物とか気をつけている?”と聞かれることがあるので、私が個人的に意識していることをご紹介していこうと思います。【画像】田中愛美プロの遠征中の食事例私が体調・コンディションの基準として一番気にしているのはずばり「体重」です。体重だけでは一概に言えませんが、自分が軽く動ける体重があり、それがだいたい700gほど増えたあたりで車いすを漕ぐ時に体の重さを感じるかなと思います。体重をコントロールする場合、運動と食事の量をコントロールするのが一般的だと思いますが、運動量を日常的に増やすことは容易ではありません。特に試合期間中は練習時間も限られているし、筋トレをするにも筋肉痛が残ってしまうと試合に影響するので多くはできない…。そのため私は必然的に食事内容や量で体重を調整することが多くなっています。基本的に、私は試合の2日以上前に大会の現地入りするので、その時の体重と練習量を考えて食事量を減らしたり、野菜や乳製品を多くしたりして対応しています。試合の時は日本で一日中練習している時に比べて運動量は少ないので、大会期間中は常にダイエットをしていることになります。体重を減らしたい時は揚げ物を取らないこと、デザートを取らないことを意識するだけで次の日の体重が変わってきます。ただたまに「甘いものを我慢してもコンディションや勝敗に関係ない」と言われることがあります。言われるとおり、一様にただ甘いものを我慢するのがコンディショニングではないのは確かです。これは本当に人それぞれで、私は甘いものを食べると次の日なんとなく疲れが残りやすかったり、体の軽さに違和感があったりするため、なるべく食べないようにしています。なので、大会期間中に甘いものを食べなければ意識が高いとか、甘いものを食べるから負けるとか、そういったことではありません。実際体と共に頭も多く使う競技では必要量の糖分は摂取すべきだと栄養士の先生も話しています。さらにヨーロッパの国々では日本と違い砂糖の入った調味料がなく食事から取れる糖の量が低下する傾向にあるので、最近だと私は日本から持ってきたチョコレートを1日1つ食べるというのもルーティーンに入れることもあります。ちなみに私は揚げ物も甘いものも大好きなので、試合が終わればとりあえず満足いくまでチキンとデザートを摂取しています。笑また、日本にいる期間ですが、この時も私は基本的にダイエットを常にやっています。前述したとおり、揚げ物と甘いものが大好きな私は、休日に好きなものを食べていい日、いわゆる“チートデー”を設けています。運動はその日ほとんどしないけれど、“ハイカロリーなものが食べたい!”そんな休日のため、普段はなるべく運動量よりも多くカロリーを摂取しないよう、練習内容などによって食事量を調整するのです。自分の目標体重以上に減らすことはほぼありませんが、こうやって毎日体重を測りながら調節することで太ることもないように気をつけています。この体重管理については毎日体重を測って、この体重の時のテニスをした自分の感覚、というのを初めのうちは細かく考えなければならないのでなかなか難しいことかと思いますが、パフォーマンスを出したい!という方に少しでも参考になればと思います。ちなみに食べ物の差し入れをしてくださる皆様、食べられるタイミングが1週間の間に必ずきますのでできるだけ日持ちのするものをお願いします!笑
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