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2021.07.04

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ラドゥカヌ、イギリス勢として唯一のベスト16入り! 「言葉にできない」[ウィンブルドン]

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ラドゥカヌ、ウィンブルドンにおけるベスト16に進んだイギリス人女性として最年少記録を更新

7月3日、ウィンブルドン女子シングルス3回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場しているエマ・ラドゥカヌ(イギリス/世界ランク338位)が、ソラナ・シルステア(ルーマニア/同45位)を6-3、7-5で破り、同大会におけるベスト16に進んだイギリス人女性として最年少記録を打ち立てた。

【動画】勝利の瞬間、コートにひざまづいたラドゥカヌ&マッチハイライト

先月行われたWTA250ノッティンガム大会でツアーデビューを果たし、今大会はワイルドカードで出場している18歳のラドゥカヌ。初戦でビタリア・ディアチェンコ(ロシア)を7-6(4)、6-0で下すと、2回戦で2019年の全仏オープンファイナリストであるマルケタ・ボンドロウソワ(チェコ/同42位)にも6-2、6-4のストレートで勝利し、3回戦進出を果たしていた。

この日の試合、ラドゥカヌは第1セットを1-3から5ゲームを連取してセットを奪うと、第2セットの6-5から3度のマッチポイントを生かして勝利。イギリス人女性として最年少18歳でのベスト16入りを果たした。

試合後、ラドゥカヌは「本当に言葉にできなかったわ。圧倒されたの。最後のポイントでは、ラケットを落として倒れ込んだけど、それも本能的にやったこと。何が起こったのかまったくわからなかったの」とコメント。

続けて、「ソラナがタフな選手であることはわかっていた。ただ、ウィンブルドンの1番コートでプレーすることは夢のようなこと。この機会を得られたことがすごい嬉しかった。私はただそこに行って、楽しんで来ようと思っていたの。いくつかのポイントでは信じられないテニスができたわ」と語った。

また、同大会におけるベスト16入りしたイギリス人女性の最年少記録も更新。「信じられないわ。このワイルドカードを最大限に活用し、自分が獲得したことを示したいと思っていた。チャンスを与えてくれたAELTCに感謝しています」とした。

4回戦でラドゥカヌは、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア/同75位)と対戦。18歳の快進撃はまだまだ続くのか注目だ。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma