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2021.07.08

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バーティが2度目のグランドスラム決勝に進出! オーストラリア人として41年ぶり[ウィンブルドン]

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バーティ、スライスを使った巧みなプレーでケルバーの攻撃封じストレート勝利

ウィンブルドン10日目、女子シングルス準決勝が行われ、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア/世界ランク1位)が、第25シードのアンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同28位)を6-3、7-6(3)で破り、2019年の全仏オープン以来となる2度目のグランドスラム決勝の舞台にコマを進めた。

【動画】バーティ、ケルバーのスマッシュをフォアハンドウィナー&勝利の瞬間

今大会、初戦でカルラ・スアレス・ナバロ(スペイン/同138位)にセットを落としたものの、2回戦以降はいずれもストレートセットで下し、勝ち上がっているバーティ。準決勝の相手は、2018年のチャンピオンであるケルバーと対戦となり、直接対決は2018年9月のWTA1000武漢以来となる5度目となった。対戦成績では、2勝2敗となっており、芝コートでの対戦は初めてである。

第1セット、バーティは第1ゲームでのピンチをしのぐと、直後の第2ゲームでブレークに成功。そのまま多彩な攻撃を見せ、ケルバーにチャンスを与えない。このリードを保ったまま、バーティが試合を進め、6-4でセットを奪った。

だが、ケルバーも簡単にバーティに勝ちを譲らない。続く第2セット第2ゲーム、バーティの攻撃をしのぎ、ロングラリーを制して3本のブレークポイントを手にすると、この試合初めてバーティのサービスゲームを破り、ケルバーがリードを奪った。だが、ここからアンフォーストエラーが増えてしまい、バーティに流れを明け渡してしまう。第9ゲーム、バーティがラブゲームでブレークバックすると、タイブレークでは6ポイントを連取。ケルバーを破り、ウィンブルドン初の決勝進出を決めた。

バーティにとってシングルスでのグランドスラム決勝は、2019年全仏オープン以来となる2度目。ウィンブルドンの決勝に進出したオーストラリア人としては、1980年のイボンヌ・グーラゴング氏以来、41年ぶりである。

決勝では、第2シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/同4位)と第8シードのカロリーナ・プリシコワ(チェコ/同13位)の勝者と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma