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2021.07.14

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42歳カルロビッチ、ツアー最年長ベスト8タイ記録に挑む[国際テニス殿堂選手権]

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逆転勝利で1回戦を突破した42歳カルロビッチ

7月13日、「ホール・オブ・フェイム・オープン(国際テニス殿堂選手権)」(アメリカ・ニューポート/ATP250/グラスコート)シングルス1回戦が行われ、42歳のイボ・カルロビッチ(クロアチア/世界ランク210位)は、ベルナベ・ザパタ・ミラリェス(スペイン/同120位)と対戦。6-7(5)、6-1、6-4で勝利し、2回戦進出を決めた。

【動画】カルロビッチ1回戦ハイライト


第1セット、カルロビッチは、武器とするサーブ&ボレー、スライスを生かしてキープを重ね、ザパタ・ミラリェスも左右にストロークを展開してキープを続けていく。タイブレークにもつれると、先にミニブレークを奪ったカルロビッチだったが、その後2本ミニブレークされて6(5)-7でセットを失う。

しかし、「すごく難しかったけれど、プレーをキープできた」というカルロビッチは第2セット、うまくリターンを叩いて第2ゲームでラブゲームでのブレークに成功。第4ゲームでもブレークをすると6-1で第2セットを奪取。第3セットは再びキープ合戦となるが、4オールで迎えた第9ゲームでブレークに成功。6-4で勝利を収めた。

オンコート・インタビューでカルロビッチは、「タイブレークを落としたあとは、すごく難しかったけれど、プレーをキープできた。攻撃的なプレーができて、最後に勝利が転がり込んできた。この年齢でプレーできて、勝利できるというのはいい気分だね。ニューポートは大好きな場所、特に今週はバブル(選手の隔離エリア)がなく、自由になったしね。本当に本当に素晴らしいよ」とバブルが設定されていないこともプラスだと語っている。

本日行われる2回戦では、第1シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/同37位)と対戦するカルロビッチ。もし勝利すると、1995年に42歳のジミー・コナーズ(アメリカ)がハレ大会で記録して以来となるツアー最年長ベスト8タイ記録になるという。

果たして記録達成となるか、本日の試合が楽しみである。

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写真=石塚康隆(NBP) Photos by Yasutaka Ishizuka