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2021.07.20

選手情報

カルロビッチがUSオープン後に引退か。ATP250ロスカボス大会ディレクターが明かす

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通算サービスエース数歴代1位のカルロビッチがUSオープンで引退か

7月18日、「ミフェル・オープン」(メキシコ・ロスカボス/ATP250)のトーナメント・ディレクターを務めるジェフリー・フェルナンデス氏は、イボ・カルロビッチ(クロアチア/世界ランク200位)が、USオープンで引退すると明らかにした。

【画像】内山靖崇も出場! ATP250ロスカボス大会シングルスドロー(組み合わせ)

211cmの長身から繰り出されるビッグサーブを武器に、通算サービスエース数(1万3698本)や通算サービスゲームキープ率(92.03%)で歴代1位の数字を残している42歳のカルロビッチ。

そんな彼の進退に言及したのが、現在開催中の「ミフェル・オープン」のトーナメント・ディレクターを務めるフェルナンデス氏だ。ドローセレモニーの場でワイルドカードを与えたカルロビッチについて、「USオープンで引退すると言っていたが、彼に感謝している。我々の(大会の)初代チャンピオンである彼のことを気に入っているし、このような形で彼を見送ることは良いことで、当然だ」と述べたと、同大会が公式ツイッターで投稿。カルロビッチから正式なコメントはないものの、大会側がUSオープンを最後にコートを去ると明らかにした。

カルロビッチは、2008年に自己最高ランキングで14位まで上り詰め、キャリア通算8勝。最後の優勝は、2016年に初開催となった今大会である。今シーズンは5大会に出場し、ツアー本戦での勝利はわずか2勝。先週行われたATP250ニューポート大会で、約6ヵ月ぶりの白星を手にしていた。

7月中旬にATP公式サイトに掲載されたインタビューでは、「この1年、あまり試合に出場していないのに弱くなったとか、遅くなったと感じないんだ。42歳だけど、10年前とほとんど変わらないと感じている」と語ったカルロビッチだが、「モチベーションと試合に勝てるかどうかが問題。テニス的にも、フィジカル的にも同じだよ」と今後ツアーを戦う上での不安もコメントしていた。

※記録は7月19日現在のもの

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写真=石塚康隆 Photos by Yasutaka Ishizuka