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2021.09.21

選手情報

フェデラーが右ヒザ手術後初のコメント「リハビリは非常にうまくやれている」

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“早くトレーニングに戻りたい”と語ったフェデラー 

ロジャー・フェデラー(スイス/世界ランク9位)が、3度目となる右ヒザの手術後初めてメディアの取材に応えた。9月21日、フェデラーはスポンサーイベントで「リハビリは非常にうまくやれている。最悪の事態はすでに過ぎて、これからを楽しみにしているところだ」と復帰への過程が順調であると語った。

【動画】フェデラー2021年ウィンブルドンベストショット集

【画像】フェデラー2021年ミニ写真館


9月24日からはボストンでエキジビション・マッチ、「レーバー・カップ」が行われるが、今回はケガのために欠場が発表されている。その件について、フェデラーは“大きなショックだ”と告白。また、ツアー復帰に向けて「できるだけ早くフィットネストレーニングとフィールドに戻りたい」「私の目標の1つは、ロンドンのO2アリーナのような場所でプレーするために、再び自分を取り戻すこと」 と語った一方で、「それでも少し忍耐が必要だ」と復帰の過程は慎重にやっていくつもりであるとも語っている。

今年3月に復帰戦となったATP250ドーハ大会で405日ぶりにツアー勝利を挙げたフェデラーは、その後、4大会に出場。全仏オープンではベスト16、ウィンブルドンではベスト8に進出したものの、ヒザに問題を抱えているとして東京オリンピックなどを欠場していた。


そして8月15日、フェデラーは自身のSNSで「何週間も松葉杖をつくことになるだろうし、何ヵ月も試合に出られない」「大変な面もあるが、同時に健康でいたいし、元気に走り回りたい。何らかの形でツアーに復帰するための希望の光を持ちたいから、これが正しいことだと思う」と長期のリハビリになることを報告。さらに「君たちはいつも信じられないくらい僕のことを考えてくれている。僕と一緒に苦しんでいる人もいれば、僕の幸せを願って『コートに戻ってくるのが見たい』『笑顔になるのを見たい』と思っている人もいるだろう。僕は大丈夫だ、感謝しているよ。そして、リハビリを進めていく中で、みんなに報告する。みんなの幸運を祈っています。また近いうちに会おう」と綴っていた。

2020年シーズンでは、全豪オープン後の2月、6月に右膝の再手術。2021年の全豪オープンで復帰の可能性が報道されていたものの、結果的にツアー復帰は3月となった。8月8日に40歳となったフェデラーだけに、想定以上に早い復帰ということは考えにくいだろう。ファンとしては復帰時期も気になるところではあるが、とにかくコート上でまた華麗なプレーを見せてほしいものである。

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Photo by Takeo Tanuma