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2021.10.13

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ズベレフ16強入り。マレーを下してビッグ4全員から勝利達成[BNPパリバ・オープン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

両セット共に逆転の展開でズベレフが勝利

現地10月12日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)男子シングルス3回戦、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク4位)は、元世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス/同121位)と対戦。6-4、7-6 (4)で勝利し、4回戦進出を決めた。

【動画】ズベレフ勝利の瞬間、最後はボレー・ボレーで決着

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2回戦後、「ベストを尽くすよ。アンディ(マレー)は素晴らしいプレーをしている。今日の彼のレベルは高かった。対戦するのが楽しみだよ。ビッグ4の中でまだ勝っていないのは、彼だけなんだ」と語っていたズベレフ。

そんな意識もあったか、第1セット第2ゲーム、いきなりマレーにブレークを許す。直後のマレーのサービスゲームは、16ポイントに及ぶロングゲームに。この中で調子を整えたか、続くサービスゲームをラブゲームでキープすると、1-3オールで迎えたマレーのサービスゲーム、ストロークを見事にコントロールしてブレークバックに成功する。

ズベレフは3オールで迎えた第7ゲームでも、マレーのディフェンスを凌ぐストロークでブレーク。このリードを守って6-4でセットを先取する。このセット、アンフォーストエラーはズベレフが11本、マレーが10本となったが、ウィナーではズベレフが19本(内フォアハンドで12本)、マレーは7本と差が付いている。

セットを先取したズベレフだが、第2セット序盤はまたもミスが目立つように。第4ゲーム、ネットに出るなど攻撃的なプレーを展開するマレーに対して、ネット、ダブルフォールトを犯すなどでまたも先にブレークを許す。全盛期のマレーだったら、このままセットを奪ったかもしれない。しかし、続くサービスゲーム、40-30とゲームポイントを握ってから、ズベレフのディフェンス力の前にミスが出てブレークバックされてしまう。その後、1ブレークずつ奪い合うとタイブレークに突入する。

その1ポイント目、マレーが放ったドロップショットがアウトになって、ズベレフがミニブレークに成功。あとは互いにキープが続いて7-6(4)、ズベレフがストレート勝利を果たした。

勝利したズベレフはオンコート・インタビューで、「ビッグ4の中でまだ勝ったことがないのは彼だけだったから、今日は勝ててうれしい。もちろん、素晴らしい試合だった。アンディは非常に良いプレーをした。今後も同じようなプレーを続けてくれるように願っているよ。2セットとも先にブレークされたけど、常に試合に集中していたし、常にチャンスがあると思っていた。特に第2セットは、お互いに非常に高いレベルだったと思う。どちらに転んでもおかしくない状況でした」と語っている。続く4回戦、ズベレフはガエル・モンフィス(フランス/同18位)と対戦する。

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