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2021.10.23

選手情報

メドベデフ、ワクチン接種をめぐるジョコビッチの意見に賛同「僕も公表しないことにした」

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メドベデフ、ワクチン接種を明かさずも「オーストラリアでプレーしたい」

9月のUSオープンで初のグランドスラム制覇を成し遂げたダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク2位)が、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐる議論で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)の意見に賛同。「僕も医学的なことを公表しないことにした」と語った。

【動画】メドべデフがジョコビッチを破ったUSオープン決勝マッチハイライト

全豪オープンの開催地のメルボルンがあるビクトリア州は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止のため、出場選手に対してワクチン接種を求めている。これについて、同大会10度目のタイトルを目指すジョコビッチは、地元紙に対し「予防接種を受けたかどうか、自分の情報を明らかにするつもりはない。これはプライベートな問題であり、不適切な問い合わせだ」とコメント。ワクチンを接種したかについての確認を拒否している。

欠場した「VTBクレムリン・カップ」(ロシア・モスクワ/ATP250)で、会見に出席したメドベデフは「このことについてのノバクの言葉は良かった。彼は、ワクチン接種は個人的な問題で、それを公にしないと言ったんだ。僕も医学的なことは公表しないことにした」とジョコビッチを擁護。自身もワクチン接種について語らなかった。

続けて、「オーストラリアでは誰がワクチンを接種していて、接種していないかがわかることになる。もちろん、選手は『怪我をした』と言えばいいが、それでは言葉遊びになる。僕はオーストラリアでプレーしたい、それがすべてだ」とした。

全豪オープンの開催地であるビクトリア州のダニエル・アンドリュース首相は「ウイルスの問題とテニスのランキングやグランドスラム優勝回数は別の問題。自分の安全、他人の安全のためにも、予防接種を受ける必要がある。ワクチン未接種の選手は、入国のためにビザは取得できないだろう。もし取得できたとしても、数週間は隔離されなければならないはず」とコメント。ワクチン接種を受けているかどうかで、隔離期間が大きく異なるだろうとしている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma