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2021.10.26

選手情報

元世界1位のマレー、約1年2ヵ月ぶりにトップ10から白星!「試合を重ねるごとに良くなっている」[エルステバンク・オープン]

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マレー、シーズン後半から連戦も「ボールを追いかけることができるようになった」

10月25日、「エルステバンク・オープン」(オーストリア・ウィーン/ATP500)ワイルドカードで出場のアンディ・マレー(イギリス/世界ランク156位)が、第5シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド/同10位)を6-4、6(6)-7、6-3のフルセットで勝利。約1年2ヵ月ぶりにトップ10選手から白星を挙げた。

【動画】マレーの超絶パッシングショット&マッチハイライト

2014年、2016年大会のチャンピオンで、同大会負けなしのマレーは、この日の試合、第1セットで安定感のあるサービスゲームを見せ、フルカチュにブレークポイントを与えず。4-4で迎えた第9ゲーム、フルカチュのセカンドサーブを速いタイミングで返球すると、これをフルカチュがコートに収めることができない。先にブレークに成功すると、そのままセットを奪った。

第2セットでは、互いにサービスキープが続き、タイブレークの末にフルカチュに奪われたマレー。勝負のファイナルセットでも第1ゲームで2本のブレークポイントをしのいだものの、3度目で痛恨のダブルフォールトでブレークを許してしまう。

だが、ここからマレーは粘りのテニスでポイントを積み重ねると、直後の第2ゲームでブレークバックに成功。さらに、第6ゲームでもリターンを確実に返球すると、フルカチュのフォアハンドにミスが生まれ、ブレークする。リードを奪ったマレーは、5-3で迎えたサービング・フォー・ザ・マッチで2度のブレークポイントを握られたが、これを守り切ってフルセットで勝利。昨年8月のATPマスターズ1000シンシナティ大会2回戦でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を破って以来、約1年2ヵ月ぶりにトップ10から白星を挙げた。

試合後、マレーは「試合のいろんな場面でプレッシャーを感じていたけど、今日はうまく対応することができた。試合中、試合後に自分のメンタリティーを一貫して保つことが必要なんだ。今日は良いスタートを切ることができた。ここからさらに前に進んでいくよ」とコメントした。

8月のATPマスターズ1000シンシナティ大会以降、USオープン後こそ次のチャレンジャー大会までに2週間空いたが、それ以外は毎週のように大会に出場し続けているマレー。

再び怪我をするのではないかという心配もあるが、「僕の動きは試合を重ねるごとに少しずつ良くなっている。動きの多くは予測に基づいていて、ここ数年のように試合に出ていないと、プレーの読みが甘くなる。けれど、今はボールを見て、少し早く反応できるようになって、多くのボールを追いかけることができるようになっている」と、コンスタントに試合に出られるようになったことで良い兆しが見えてきていると語った。

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