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2021.11.05

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ガストンが地元ファンの声援を受けアルカラス破って8強! 「このためにテニスをしてきた」[ロレックス・パリ・マスターズ]

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Photo by Getty Images

ガストン、第2セット0-5から7ゲーム連取でストレート勝利「集中力を保つことができた」

11月4日、「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦が行われ、予選勝者のヒューゴ・ガストン(フランス/世界ランク103位)が、スペインの新星、カルロス・アルカラス(同35位)を6-4、7-5で下し、唯一フランス人としてベスト8入りを決めた。

【動画】ガストンの鉄壁の守備にファンもスタンディングオベーション!&マッチハイライト

この日、シングルスで勝ち残っていたもう一人のフランス人、ガエル・モンフィス(同22位)が棄権し、期待を一身に受けて試合に臨んだガストン。

第1セット、試合序盤から得意のドロップショットを放つも、これをアルカラスにことごとく返球されてしまい、先にリードを許す展開となった。しかし、ポイントを奪うたびに大きな声援で背中を押すファンを前に、ガストンも粘り強くプレー。互いに2度ブレークして迎えた第9ゲームで5度のブレークチャンスを生かして、この試合初めてリードを奪うと、そのまま第1セットを6-4で先取した。

しかし、第2セットでは、アルカラスのアグレッシブなプレーを前に、ボールコントロールを失って2度のブレークを許して、0-5となってしまう。
それでも持ち前の緩急をつけたストロークでアルカラスのミスを引き出すと、第6ゲーム以降、なんと6ポイントしか落とさず。最後はこの日最初となったサービスエースを決め、7ゲームを連取してベスト8入りを果たした。

「第2セットでは、彼が5-0としていたし、僕はその時点で状況は悪くなっていた。だけど、僕が速いボールや遅いボールを使うと、彼がたくさんミスをしてくれた。(アルカラスの)調子が崩れたことで集中力を保つことができたし、試合を有利に進めることができたよ」と試合を振り返ったガストン。

試合後、スタンディングオベーションでガストンの勝利を称えたファンについては、「信じられないよ。正直、このためにテニスをしてきたようなものだ。彼らとこの試合を過ごせたことは本当に素晴らしいことだった。勝てたのは、彼らが最初から最後まで僕をサポートしてくれたからだ」と、やはり地元での応援が力になったようだ。

準々決勝では第2シードのダニール・メドベデフ(ロシア/同2位)と対戦するガストン。地元の応援を背にアップセットを起こすことができるか楽しみだ。

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