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2021.11.04

選手情報

ガン克服のスアレス・ナバロが現役生活にピリオド[ビリー・ジーン・キング・カップ・ファイナルズ]

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初戦では逆転勝利でチームに勝利をもたらしたスアレス・ナバロ

現地11月3日、女子テニスの国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップby BNPパリバ ファイナルズ」(11月1日〜6日/チェコ・プラハ ※旧フェドカップ)、グループC最終戦でアメリカはスペインに2勝1敗で勝利。3チームが1勝1敗で並んだものの、セット取得率で上回ったアメリカの準決勝進出が決定。スペインの敗退が決まり、元世界6位のカルラ・スアレス・ナバロ(/世界ランク335位)の現役生活にピリオドが打たれた。

【動画】スアレス・ナバロのセレモニーをチェック


昨年9月、悪性ガンのホジキンリンパ腫と診断され、半年間の化学療法と放射線治療を行ったスアレス・ナバロ。発症前、昨シーズンをもって引退を表明していたが、このままでは終われないと、ガンを克服し全仏オープンで再びコートに復帰。その後、ウィンブルドン、USオープンに出場。ツアーでの最後の試合を終えると、「ビリー・ジーン・キング・カップ・ファイナルズ」を現役最後の大会にすると語っていた。

アメリカ戦では出番のなかったスアレス・ナバロだが、スロバキア戦ではシングルス、ダブルスと2試合に出場。ビクトリア・クズモバ(スロバキア/同175位)に2-6、6-3、3-6で敗れたものの、1勝1敗で臨んだダブルスでは、サラ・ソリベス・トルモとのペアでクズモワ/テレサ・ミハリコワ(スロバキア)に4-6、6-2、[10-7]と逆転勝利。現役最後の試合に勝利して、スペインに1勝をもたらした。
アメリカ戦後には、花束が贈られるセレモニーも実施。スアレス・ナバロは涙を流しながら、チームの仲間たちとハグで互いの健闘を称えている。

なお、グループラウンドを勝ち抜いたアメリカは、準決勝でロシア連盟と戦うことが決まっている。


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