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2021.11.16

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ルブレフがチチパスに快勝し初戦白星!「初めての経験だった」と自身のプレーに満足[Nitto ATPファイナルズ]

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Photo by Getty Images

ルブレフ、チチパスに1度もブレークポイント握らせず快勝

11月15日、「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)シングルスラウンドロビンのグリーングループ初日が行われ、アンドレイ・ルブレフ(ロシア/世界ランク5位)は、ステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)と対戦。6-4、6-4のストレートで下し、幸先の良いスタートを切った。

【動画】ルブレフがチチパスに快勝! 大会2日目マッチハイライト

この日の試合、先々週に行われたATPマスターズ1000パリ大会で右ヒジを痛めて初戦途中で棄権したチチパスだが、その影響を感じさせないショットを放つ。しかし、その上を行ったのがルブレフの積極的な攻撃だった。

序盤からルブレフがキレのあるストロークでプレッシャーをかけると、第1ゲームこそチチパスにしのがれたものの、第5ゲームでこの試合最初のブレークに成功する。また、自身のサービスゲームでもファーストサーブを92%という高い確率で入れ、チチパスにブレークポイントすら握らせず。第1セットを6-4で先取する。続く第2セットでも積極的なプレーを見せたルブレフが、第5ゲームで奪ったリードを守り、チチパスを圧倒。第1戦を勝利で飾った。

ルブレフは、「初めての経験だったからなんて言っていいのかわからないけど、コートでの自分のすべてに満足しているよ。サーブ、リターン、ストローク、そしてメンタル的な部分も含めた感情のコントロールの仕方に関してね。この調子をこのまま続けられるかどうかだ」と、完璧な試合だったとコメント。次戦のジョコビッチについては、「彼は歴史上もっとも偉大な選手の一人だから何と言っていいかわからない。勝てればよいが、現実は自分を信じてベストを尽くすことしかない」と語った。

大会初出場となった昨年は、ラウンドロビン初戦から2連敗で喫して、1勝2敗で予選敗退となったルブレフ。今シーズン前半の調子の良さと比較すると、後半は疲れも出てきたのか失速してしまったが、2019年大会チャンピオンを破る幸先の良いスタートを切り、昨年とは一味違うところを見せてくれるかもしれない。

今年からイタリア・トリノで開催される今大会は、年間のレースランキングで上位8選手のみが出場。2つのグループに分かれてラウンドロビンが行われ、上位2選手が決勝トーナメントに進出し優勝を争う。



Nitto ATPファイナルズ
日程/2021年11月14日(日)〜21日(日)
開催地/イタリア・トリノ:パラ・アルピツアー
賞金総額/725万ドル(約8.3億円)
ポイント/ラウンドロビン1勝:200ポイント、準決勝勝利:400ポイント、決勝勝利:500ポイント、無敗優勝:1500ポイント
サーフェス/室内ハード(グリーンセット)
試合球/ダンロップATP

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