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2021.12.20

選手情報

ティエム、ATPカップとシドニー大会を欠場「早すぎる復帰でリスク取りたくない」

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ティエム、シーズン開幕2大会を欠場。全豪OP出場は12月末に決断

12月19日、右手首の怪我から復活を目指すドミニク・ティエム(オーストリア/世界ランク15位)が、来年1月1日開幕の男子国別対抗戦「ATPカップ」と、1月10日より行われるATP250シドニー大会の欠場を明らかにした。

【画像】自身のSNSでシーズン開幕から2大会の欠場を明らかにしたティエム

ティエムは、自身のSNSに「チームと話し合った結果、オーストラリアに直接向かうのではなく、オーストリアに戻ることにした。残念ながら、ドバイ滞在中に風邪を引き、先週は練習ができなかった。だから、ATPカップとATP250シドニー大会に出場するための体調を整えることができない」と、新シーズンの始まりに予定していた2大会の欠場を明らかにした。なお、新型コロナウイルスの検査では陰性だったとしている。

6月に行われたATP250マヨルカ大会で右手首を怪我して以来、約6ヵ月にわたってツアーから離れているティエム。怪我をしてから2ヵ月後の8月中旬には手首のサポーターを取り、練習を再開したものの、ボールを打った際に怪我が再発している。その経験があったからこそ、今回の決断をしたのだろう。

ドバイでの練習の強度は高く、手首の状態も“ほぼ100%”としたものの、「この6ヵ月間試合に出ていなかったから、早すぎる復帰でさらに怪我をするリスクを取りたくない」と欠場の理由を明らかにした。

それでもティエムも直近の目標は、全豪オープンに出場すること。その出場については12月末までに決断するとしている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma