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2021.12.24

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マレーが全豪OPに主催者推薦で出場へ! 引退寸前から3年ぶり14度目「ワクワクしている」

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マレー、引退示唆から3年ぶりに全豪OP出場へ

12月22日、テニス・オーストラリア(協会)は、元世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス/世界ランク134位)に、1月17日開幕の全豪オープンのワイルドカード(主催者推薦)を与えることを発表した。

【動画】マレー、2019年大会で涙の引退示唆&大熱狂の1回戦ハイライト

昨年に続いて、過去5度の決勝進出経験のあるマレーに出場の機会を与えたテニス・オーストラリアのクレイグ・タイリーCEOは、「アンディ(マレー)は、闘志と情熱、そしてテニスへの愛を持っている。1月にメルボルンに戻ってきてくれることをうれしく思う」とコメント。

一方、マレーも「全豪オープンに戻り、プレーできることにとてもワクワクしているし、この機会を与えてくれたクレイグ(タイリー)とチームに感謝したい。オーストラリアでは、素晴らしい観客の前でプレー、時間を過ごすことができたし、メルボルン・パークのコートに戻るのが待ち遠しい」と気合十分だ。

2019年大会の前に行われた記者会見では涙を流し、引退を示唆したマレー。残念ながら、1回戦のロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン/当時世界ランク24位)との4時間を超える死闘の末に敗れ、試合後「文字通り、いま出せるすべてを捧げた」と語った。

それでも、大会後には一縷の望みをかけ、金属の人工股関節を用いた手術を受けると、約5ヵ月でツアー復帰。同年10月には2年ぶりにシングルスで優勝した。その後も再び股関節を痛めてツアーから離れた時期はあったが、一歩ずつ復帰の道のりを歩いている。

現在、世界ランクを134位と落としているものの、今シーズン中盤から徐々に調子を上げると、フベルト・フルカチュ(ポーランド/同9位)とヤニック・シナー(イタリア/同10位)のトップ10から2勝。

さらに、アラブ首長国連邦・アブダビで開催されたエキジビションマッチ「ムバダラ・ワールド・テニス選手権」では、ラファエル・ナダル(スペイン/同6位)を破るなどの好調ぶりを見せている。

2021年大会でもワイルドカードをもらっていたマレーだが、今年1月の渡豪直前に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、出発の72時間以内の検査で陰性であることが証明できず、出場を辞退。3年ぶりの全豪オープンでどのようなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。

<アンディ・マレーの5度の全豪オープン決勝記録>※カッコ内のランキングは大会時のもの
2010年(世界ランク4位):3-6、4-6、6(11)-7 ロジャー・フェデラー(スイス/同1位)
2011年(同5位):4-6、2-6、3-6 ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同3位)
2013年(同3位):7-6(2)、6(3)-7、3-6、2-6 ノバク・ジョコビッチ(同1位)
2015年(同6位):6(5)-7、7-6(4)、3-6、0-6 ノバク・ジョコビッチ(同1位)
2016年(同2位):1-6、5-7、6(3)-7 ノバク・ジョコビッチ(同1位)

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