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2022.01.02

選手情報

シングルス欠場のチチパス、ヒジは心配ないと説明。全豪までには「100%に近い状態になる」[ATPカップ]

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シングルスは欠場も、ダブルスには出場したチチパス

1月1日、ATPカップ「ギリシャ対ポーランド」、ステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク4位)は、2戦目のシングルスに出場予定だったが、これを欠場。右ヒジにアイシングをしていたことから、故障再発かと思われたが、3戦目のダブルスをプレーして、一安心させた。

【動画】チチパスがプレーしたダブルスのハイライト映像をチェック


チチパスは11月下旬、自身のSNSでツアー最終戦などを棄権する原因となった右ヒジを手術したと告白している。復帰戦となるATPカップでシングルスを欠場、さらにアイシングをしているとあって心配されたが、続くダブルスはミハイル・ペルボララキス(同399位)とのペアで出場。フルカチュ/ヤン・ジェリンスキ(ダブルス同96位)と対戦した。

プレー中、右ヒジにサポーターやテーピングなどは見られず。ファーストサーブでは、時速190キロ超も出しており、ストロークやボレーも難なくプレー。シングルス2本に敗れて敗戦は決定していたが、6-4、5-7、[10-8]で勝利して一矢報いた。

試合後の記者会見、右ヒジの状態について聞かれると、「ヒジは良くなっているよ。何年も苦しんできたのに、また普通の感覚を取り戻せて心から安堵している。ヒジに出る心配は予想していたことだし、深刻なものではない。ただケアしたかったんだよ。これまで使えていなかった筋肉を使うようになり、自分の思うレベルに達するには少し時間がかかるようになった。100%のパフォーマンスが出せないなら出る理由がないから、フルカチュのようなトップ選手に対して腕試しをしたい若手にチャンスを回したんだ」と100%の状態ではなかったからシングルスに出なかったと説明。

さらに“全豪オープン出場に向けて不安はないか?”と聞かれると「自信がある。ドクターが素晴らしい仕事をしてくれたからね。適切な量のトレーニングとリハビリをこなせば、時間が解決してくれると思う。あと1週間もすれば、100%に近い状態になるだろう」と答えている。

ギリシャの次の試合は、1月3日の対アルゼンチン戦。右ヒジの状態は本当に問題ないのか。まずはATPカップの残りの試合でのプレーを確認したいところである。

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Photo by Takeo Tanuma