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2022.01.06

選手情報

ジョコビッチ、書類不備で豪に入国できず! 全豪OP出場が白紙

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ジョコビッチ、ビザ取り消しで豪入国できず

1月5日、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)のオーストラリア入国について、国境警備隊(ABF)は入国の必要な証拠を提出できなかったとして、入国ビザを取り消したと発表。オーストラリアのスコット・モリソン首相は「誰もルールの上に立つことはできない」と述べた。

【画像】オーストラリアへ笑顔で出発していたジョコビッチ

4日に、テニス・オーストラリア(協会)は、ジョコビッチが新型コロナウイルスの予防接種に関する医学的免除を受けたことを発表。同日、全豪オープン出場を目指すジョコビッチはオーストラリアへ出発していた。

だが、5日夜にオーストラリア・メルボルンに到着したものの、ジョコビッチがワクチン接種を受けていないことを認めるビザを申請していないことが判明。ABFは、「入国要件を満たす適切な証拠を提出できなかったため、ビザがキャンセルされた」とし、国外退去処分になると発表した。

モリソン首相も自身のツイッターで、「ジョコビッチのビザはキャンセルされた。ルールはルールであり、特に国境に関してはそうだ。誰もこのルールの上に立つことはできない。オーストラリアが新型コロナウイルスによる死亡率を世界で最も低く抑えているのは、強力な国境政策のおかげで、我々は引き続き警戒している」と綴った。

17日に開幕する全豪オープンで、大会4年連続10度目の優勝や、男子ではロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)を抜く史上最多21度目のグランドスラム制覇を目指していたジョコビッチ。だが、オーストラリアに入国できなければ、出場どころではない。

オーストラリアメディアは、現在ジョコビッチが、弁護士を通じてこの決定に異議申し立てをするか、ビザの再申請を検討していると報じている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma